エッセイ ②Policy Memo

② Policy Memo / Analytical Essay (政策分析メモ)

国際関係大学院出願に必要なエッセイの2つ目は、Policy Memo / Analytical Essayと呼ばれる政策分析メモです。分量はほとんどStatement of Purposeと同じで、600-1000語の字数制限が設けられています。少し違うのは、論文のようにページ数だけ指定してある場合があるというところ。

Statement of Purposeと異なり、大学院によっては提出を求めていないところも多いです。そうした大学院は、政策分析メモの代わりにSupplemental Essayという自由課題のエッセイ等の提出を課しています。

例1: Woodrow Wilson School of Public and International Affairs, Princeton University

A four-page, double-spaced policy memo that identifies a problem in domestic or international affairs, discusses the complexity of it, and proposes a definitive solution.

この大学院では、4ページ、ダブルスペースのPolicy Memoの提出を全ての受験者に義務付けています。内容は国内外の問題を定義し、それに関する複雑性を説明して解決策を示すというものです。テーマは自由ですので、受験者が仕事で関わっていてより深く問題を理解している内容を取り上げるのが良いと思います。
キャリアチェンジを考えているのであれば、自分が大学院で新しく学びたいと考えている分野についての理解をここで示すのも有効だと思います。

例2: School of Advanced International Studies, Johns Hopkins University

Discuss an issue of national or international importance and its concern to you. This essay should be no more than 600 words.

この大学院では、Statement of Purposeと同じ分量の600語で政策分析メモの提出を求めています。例1の大学院が求める論文に近い分量のメモではないので、論文のExecutive Summaryのように端的に記述することが求められます。また、あまり堅苦しく論文口調で書くことも特に求められていないように思われます。

Policy Memoは日本人受験者には馴染みの薄いものなので、書く際にはカウンセラーの意見等を聞くことが有用だと思います。自分の場合はカウンセラーが構成の仕方を教えてくれたので、それを参考にして記述と推敲を行いました。

カウンセラーによれば、

① 先ず取り扱う問題を定義し、端的に説明する
② 問題に対する解決策を3-4点挙げ、それぞれについて説明を行う
③ 自分が最も有効だと思う解決策を示し、その理由について説明を行って結論づける

という流れがPolicy Memoの基本的な構成だそうです。

また、解決策を提示する際には、それぞれのメリットだけでなくデメリットも記載し、立場上のバランスを取ることが重要であるとのことでした。特に自分の提示したい解決策は、良い面ばかりを押し出したくなりがちなので、主張したい解決策のデメリットまで目が行き届いていることを示すことは、文章に説得力を持たせる上で必要になるそうです。

Policy Memoの構成能力は大学院で論文やレポートを書く上でも必要になるので、大学院側もその能力を入学審査を行う時点で見ておきたいのだと思います。Statement of Purpose以上に記載が難しく、完成させるのが大変でしたが、Policy Memoの提出を求める大学院は受験者の学術的能力をしっかり見たいという真摯な姿勢が見て取れて、好感を覚えました。

Policy Memoを見た上で合格を出してくれる大学院があれば、自分の論文作成能力に自信が持てるだろうと思っています。できればそうした大学院に進学してみたいという気持ちも、出願を行う中で持ちました。
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