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キャンパスビジット

前回記載したとおり、受験先はランキング等を参考にして8校程度に絞り込んだ後、2009年5月のゴールデンウィークを利用してそれぞれのスクールについてキャンパスビジットを行いました。

【スケジュール】
キャンパスビジットのスケジュールは、有給休暇と祝日を絡ませて5月1日から1週間というものでした。
勤務先との兼ね合いではこのスケジューリングはよかったのですが、この時期はあいにく全ての大学院が授業期間を終了して試験期間に入っており、講義の見学をしたり、大学院に来ている学生に生の声を聞いたりすることがあまりできず、少し物足りなさを感じました。
休みが取りづらくなるため結局不可能だったのですが、もう2週間早いと充実度は格段に高かったと思います。

旅程は、

ワシントンDC 1日(月曜日) → ボストン 1日(火曜日) → ニューヨーク 3日(水-金曜日)

という流れで組み、ニューヨーク滞在中に近隣の街にある大学院にも足を伸ばしました。


【キャンパスビジットの内容】
キャンパスビジットは、各大学院のアドミッションが用意しているインフォメーションセッションや学生との座談会、講義の見学等ができるもので、大学院のウェブサイトに申込の方法やスケジュールが載っています。アドミッションオフィスに事前に連絡するとアポイントを入れてくれるので、ぜひ活用されてみるといいと思います。

① インフォメーションセッション
アドミッションオフィスが週1回から月1回のペースで行っていて、プログラムの内容や特色、強み等について詳しく説明してくれます。
ウェブだけでは分からない情報も提供してもらえるので、出願にかなり役立つと思います。
限られたビジットスケジュールの中でタイミングよくセッションに参加することは難しいですが、ビジットした8校のうち4校についてはセッションに出席することができました。

② 学生との面談
親切な大学院は現役学生の中から自分の関心分野や出身に合わせて学生を紹介してくれます。
連絡先の紹介を受けた学生と自分で時間を決めて面談するものであったり、ランチを一緒に食べるようセットしてもらえるものであったり、大学院が指定する時間帯に特定の場所に行けば、そこにいる学生に自由に話をできるというものであったりと、形態は様々ですが、アドミッションが話すことのできない大学院の弱み、学生の満足度といった裏事情も踏み込んで聞ける点で価値があると思います。
たいていの学生は名刺をくれてその後もメールで質問に答えてくれるので、出願に向けてその後半年余りサポートをしてくれる存在を得られるという点でも大きな意義があると思います。

③ 講義の見学
事前にアドミッションやウェブサイトを通じて教授にお願いすることで、講義の見学を行うことができます。
自分の場合は講義期間中にビジットすることができなかったので見学はできなかったのですが、コンタクトした多くの教授は忙しい中すぐに返信をくれ、自身の研究や講義についての説明をしてくれました。
中には講義を見学できないことを思いやって電話で質問に答えてくれた教授もいました。
講義を見学できなかったことはとても心残りだったので、講義期間にビジットのタイミングが合わせられるのであれば、ぜひ参加の要請をしてみるといいと思います。

【生活環境の確認】
志望する大学院の関係者に会うことは最重要ですが、大学院が置かれている街の雰囲気を把握することも非常に大きな意味があると思います。
ボストンは規模が大きいながらも落ち着いた、魅力的な学生街がある、ニューヨークはビジネスや文化の中心地に近接した立地になっている、ワシントンDCは政府機関が近隣にあって国際/国内政治を肌で感じることができる、というように、それぞれの街のメリットを体感できます。
ニューヨークにおける街の活気やワシントンDCにおける政治の臨場感といったものは、事前に分かっていたつもりだったのですが、実際に見てみるとそのインパクトは比べ物にならないくらい大きかったです。
そういった意味でも、それぞれの街に実際に行ってみて本当によかったと思っています。
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