2011年秋学期 成績

2011年秋学期の成績がようやく出揃った。原因はB226m Large Investment and International Project Financeの成績が出なかったことにある。教授の寛大な措置により、シラバス上の試験提出締切であった11月2日を過ぎても、試験の提出を受け付けるというプロセスになったことが理由だった。結局現時点でも期末試験を提出していない学生が多くいるため、提出した学生だけに取りあえず成績を授与するという方針にしたらしい。2011年秋学期の各授業の成績と印象は下記の通り。

L230 International Business Transactions: B
貿易や海外子会社設立、Foreign Direct Investment等、二国間でビジネスを行う際に必要となる法律や国際条約について学ぶ授業。全くの専門外だったが、International Finance and BankingのCertificateを得る上で必修になっていたため、受講した。Letter of Creditの概念等、今まで知らなかった知識を得られたことは良かったが、前学期に履修したL233 International Financial and Fiscal Law同様、大量のリーディングへの対応が不十分で、ほぼOut of Controlだった。グループプロジェクトで提出したペーパーはB+の評価で、期末試験の出来も非常に悪かった。試験についてはMIBの学生が回している試験対策メモを入手して勉強したのだが、問題にはほぼ対応できずという結果だった。法律科目には最後まで苦戦した。

E230 International Finance: B+
為替レート、金利、インフレ率等の関係について学ぶ授業。FinanceというよりはMacro Economicsと言った方が良い内容かもしれない。試験3回により評価される完全座学形式の授業だったが、授業中に教授の説明を理解することができず、試験前に該当範囲のプレゼンテーション資料を見返して、それを頼りに試験に臨む形になった。エッセイを中心に教授の意図通りの解答をすることができず、最初の試験でA-を取って以降はかなりひどい出来だった。法律科目同様、経済科目にも相当苦戦したが、この科目も苦労した授業の代表格。

E243 Agricultural and Rural Development in Developing Countries: B+
農業に対象を絞り、各農産国の関税・補助金政策や受給の均衡等について、マクロモデルを中心にディスカッション形式で学ぶ授業。リーディングのリストは非常に良かったが、イージーゴーイングなSteven Block教授の指揮に基づくフリーディスカッション形式の授業ということで、授業のほとんどは学生のうだうだ話に終始した。教授が間に入り、絶えず議論の方向を修正しながら進めていけばもっと良い授業になると思うのだが、今後もこのスタイルは変わらないだろう。課題は中間ポリシーメモと期末のグループペーパーおよびそのプレゼンテーションという内容だったが、中間メモは教授の意図が汲み取れず、具体性に欠けるということでB+、期末グループペーパーも同じく具体性に欠ける提案とのことでB+だった。どうすればもっと良い評価を得られるかという糸口が最後まで見出せずに授業が終了してしまった。

B226m Large Investment and International Project Finance: A
世界銀行を目指す学生の強い要望により設置されたプロジェクトファイナンスの授業。学生の要望から生まれた経緯から、IFCやEIB等、国際開発金融機関が関わる途上国のインフラプロジェクトに関するHBSのケースに基づいて進められる。Fletcher生の多くが就職を希望する分野に関連した授業であるため、学ぶ内容、学生の熱意ともに良いものであったと思う。一方で、講師は特にプロジェクトファイナンスに精通している訳ではない年配の教授で、授業で行われる説明は不十分であったように思う。若くて権威がまだなくても、熱意と現場経験のある講師に担当してもらえれば、より価値のある授業になると感じた。評価はグループレポートが熱意ある南アジア系学生のモデリングのお陰でAが取れ、期末試験もそれなりに時間を割いてがんばったので、最終評価としてAがもらえた。時間を割いて頑張った甲斐があったと思う。

B260 International Marketing: A
International Finance and BankingのCertificateに求められる授業のうち、ビジネス科目の中から選択可能な授業。MarketingそのものとNation Brandingのエッセンスについて学ぶ構成だったので、興味を持って臨んだのだが、内容のほとんどはMarketingそのものに終始した。特に、各授業の後半は各社のTVコマーシャルを見て参考にするというもので、本質的な理論やNation Brandingのケーススタディについてはあまり知識を得ることができなかった。評価はTake Homeの中間試験が解答の説明不足もありA-で、Nation Brandingに関するグループプレゼンテーションとそれに関するペーパーの評価が良かったことで、最終評価がAになった。グループプレゼンテーションは、教授の指示に忠実に構成したことが勝因になった。教授は「ただ単に対象の3カ国についてそれぞれが調べたことを発表するな。それらを比較して何が言えるかが重要だ。」ということを言っていたのだが、他のグループは3人3様に自分が調べた国を説明するに留まっていた。自分のチームはPost Conflict NationsというテーマでBosnia、South Sudan、East Timorの3カ国について、様々な角度から比較分析するよう心がけたので、教授からも学生からも評判が良かった。また、この授業ではPeer Gradingといってメンバーのプロジェクトに対する貢献度をメンバー同士で評価し合うという形式が取られていたため、一番働いた自分に最も良い評価が来た。手はあまり動かさないが饒舌に意見を述べる傾向がある外国人よりも、地道にコツコツ仕事をする日本人の方が、良い評価を得やすいシステムになっている授業だと思う。
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