E230 International Finance 第3回試験
Fletcherでは時間制限の規定が3時間、8時間、24時間にそれぞれ分かれていて、授業毎に制限時間が指定される。International Financeは3時間だった。試験問題は自分が受けたい時間にRegistrer Officeというところに取りに行き、そこで問題を受け取った時間を係員が記録し、解答を時間内に同じ場所に持参して、提出時間をまた係員が記録し、時間をオーバーしていないかチェックする方式になっている。解答をオフィスに持って行く時間も考慮しなければならないので、制限時間より少し余裕を持って解答を終わらせる必要がある。
Take Home Examは、何を見て解答を書いても良いという性質から、レポートのように論述を求めるものが多いが、International Financeの試験は前に受けた2回のIn-class Examと同様の試験問題構成だった。5つある論述問題の中から4つを選んで解答するPart Iと、8つの5択問題に解答するPart IIという内容で、配点はそれぞれ44点と56点。択一問題は答え合わせがしやすいので普通はTake Home Examには入れないと思うのだが、敢えてTake Home Examにしているのは、それぞれの問題について教材を見ながらきちんと解答して理解を深めてほしいという意図があるのではないかと思う。この授業では試験の点数を上から順に並べ、1位を100点として、1位からどれだけ点数の乖離があるかで100点満点の点数を出し直す評価方式が採られている。AからB-まである成績はこの点数に応じて明確に線引きされるので、Take Home Examによっていくら最終試験の素点が良くても、皆の出来が良ければ調整後の点数もそこそこになってしまう。
試験の成績は第1回試験を25%、第2回試験を30%、第3回試験を35%という傾斜で考慮される。今日受けた試験が当然成績評価に一番影響するので良い点数を取りたいところだが、暗記が苦手と言われるアメリカ人が色々な教材を武器にしっかり答えてくると思われるので、相対評価で出される調整後の点数はあまり期待できないかもしれない。一方で成績の切り方は上位X%をA、Y%をA-としている授業と、X点以上はA、Y点以上はA-としている授業の2通りがあるので、後者の評価方法を採っている場合は全員の点数が良ければA、A-に学生が固まるということも考えられる。経済学の教授なので、前者のパーセンテージで厳密に成績を区切っている可能性が高いが、もう試験も提出してしまって何もできないので、せめて後者であることを祈っておきたい。