イスタンブール観光

今日は土曜日だったので、イスタンブールに来て初めての観光に出かけた。イスタンブールの見どころは主に旧市街にある寺院や宮殿等の歴史的建造物で、今日も外国からの旅行者が多く訪れていた。気持ちよく晴れ渡った絶好の観光日和だったのだが、短時間のうちにいかにも怪しい中高年のトルコ人に2回も絡まれて気分がげんなりしてしまった。面白いことに、2人とも「知り合いが日本にいるので日本人に親しみを覚える。よかったらこの後観光案内してやる。事務所に名刺があるから一緒に行こう。」という同じ台詞を使ってきた。大抵は絨毯屋で、自分の店へ連れて行くための手口らしいのだが、このような卑劣な仕事にもきちんと業務マニュアル的なものがあるらしい。

途上国についていつも思うのだが、外国人相手に非合法な仕事をする人間を政府はきちんと取り締まらないのだろうか。特に観光が主要産業になっているトルコなどは、観光客の安全を確保することが生命線だと思うのだが、特にガードマンや警察官が観光地でパトロールや監視を行っているようには見えない。メーターを使わず言い値で乗せようとするタクシーについても、政府が被害報告に応じて業務停止処分を下すなどすれば一発で直ると思うのだが。後は道徳的な問題として、日本が戦後貧しかった頃もこのような卑劣な商売が行われていたのかということも思う。終戦直後の闇市等では非合法な取引が実際に行われていたのだろうが、現在の多くの途上国ほどあからさまに道理に反した仕事が行われていたかと考えると、どうも違うような気がする。衣食足りて礼節を知るという定理がどの国にも当てはまり、貧しい時期には誰しも罪を働くことに対する抵抗が薄いのか、先進国になり得た日本の国民は貧しい頃から既に道徳的な集団だったのかという点はとても気になる。開発どうこう言う前に、このようなことがまかり通っている限り、途上国は途上国のままであるように思う。

アキュメンファンドノヴォグラッツCEOはアフリカ滞在中に甚大な盗難の被害に遭ったし、マザーハウス山口絵里子社長はバングラデシュで何度もパスポートや財布の盗難に遭ったそうだ。そこまでされて途上国の発展のために尽くそうと思う原動力は何なのだろうか。この2人のことを考えると自分が経験したことぐらいで心が折れてはいけないのだが、自分が尽くそうとしている相手から利己的な仕打ちを受ける中で、仕事に対するモチベーションを維持することはとても難しそうだ。



ブルーモスク
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アヤソフィア博物館内部
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トプカプ宮殿からの海の眺め
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グランバザール(巨大市場)
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