やがて哀しきフランス語
きついのは時間だけではない。かなりの頻度で小テストが出されるし、クラスでは読み書きだけでなく聞いて口頭で答えるということもやらないといけない。自分が取っているのはElementary French Iという最初級の授業なので、一緒に出席している学部生の中には初学者も多いはずなのだが、既にフランスへ留学した経験のある学生も混じっていたりして、少し置いていかれた気分になる。
更に大きな問題だったのは、Blackboardと呼ばれる授業の教材が取得できるウェブサイトにFletcher生のアクセスが最近まで解かれていなかったことだ。一緒に授業に参加しているベラルーシ人の学生と最近まで文句を言っていた。語学の授業はTufts大学の学部生向けに実施されているので、通常Fletcher生はそれらの授業の教材等へのアクセスはできず、特別にAuditと呼ばれる単位を受けない特別参加の許可を教授から得る必要がある。教授からの署名は授業の初日に行って、すぐにFletcherのRegistrer Officeという履修登録関連の部署へ書面を提出したのだが、登録手続きがなかなか行われなかった。
3週間待ってようやく授業の履修登録が行われ、教材へのアクセスが可能になったのだが、それまでの間にBlackboardからダウンロードして視聴するビデオとオーディオに触れず、オーラルコミュニケーションでかなりのビハインドを負ってしまった。これから授業そのもののスピードも上がってくるそうなので、ある程度気合いを入れてキャッチアップしないといけない。
せめてもの救いはフランス語そのものが何となく楽しく感じられるところだ。フランス語の単語は生活の色々な場面に登場してくるし、あれはこういうことだったのかと後から気づいて嬉しくなることが多い。特に日本では広告でよく使われていると思う。今日iTunesでダウンロードして観た『オーケストラ!』という映画もロシアの元交響楽団員がパリへ行って公演するという内容だったので、ところどころ習った言葉を台詞の中に聴くことができた。
Fletcherでの課題の締切が出始める前からかなり大変だが、第2外国語の習得はFletcherで成し遂げたいことの一つだったので、何とか乗り切りたい。