New York Career Trip

1月13日にワシントンDCを出てニューヨークに入り、1月14日(金)にFletcherのOffice of Career Serviceが実施したNew York Career Tripに参加した。New York Career Tripは、ニューヨークの企業、機関に勤務するFletcherのOBを招いて行われるパネスディスカッションに参加したり、OB訪問を兼ねたランチセッションに参加したり、OCSがアポイントを取った企業・機関を訪ねて業務説明を受けたりといった内容のイベントを1日で実施するもの。自分は下記の通りのスケジュールでCareer Tripに参加してきた。

International Development Panel (9:00-10:15)
Millennium UN Plaza Hotelという国連の前にあるホテルで開催。パネリストは国際金融公社(International Finance Corporation、IFC)のコンサルタント、世界銀行のオペレーションオフィサー、NGO職員等の合計5名で、いずれもFletcherの卒業生だった。皆逆の立場で卒業生の話を聞いた経験があるからか、学生の立場になってインターン獲得や卒業後の進路決定をどうするかについて親切にアドバイスしてくれた。どのインフォメーションセッションでも説明者は通常親身になって質問に答えてくれるが、Fletcherの卒業生の持っていた雰囲気はより学生に対するシンパシーがあるように感じられた。OBネットワークというのはこういうことを言うんだなと肌で感じたように思えた。

UNDP Lunch (12:00-13:15)
国連開発計画(United Nations Development Programme、UNDP)の職員1名と自分を含むFletcherの学生3名で、国連近くのカフェにおいてランチを兼ねた面談を行った。このランチミーティングは予め自分の持ち点の大部分を賭けて獲得するとても競争の激しいポジションだったのだが、自分はウェイトリストにされた後に運良く面談相手が新たに追加され、繰り上がりで権利を獲得することができた。自分は100点中50点を賭けてこの権利を得たのだが、他の2名の学生はそれぞれ75点、80点を賭けていたとのことだった。朝のInternational Development Panelで会った学生は80点賭けたのに繰り上がりがなかったと言って怒っていたので、間違いで入れてもらえたのかも知れない。面談した職員は途上国におけるプライベートセクターの市場開拓を担う部署に勤務しており、日本政府やメーカーと折衝する立場にあるため、日本人がインターンしてくれるとありがたいとのことだった。疑惑のランチ繰り上がりを含め、願ってもない縁だったので、強い関心がある旨を伝えておいた。

UN Global Compact Site Visit (14:00-15:30)
サイトビジットでUN Global Compactという女性や労働者の人権を保護・推進する機関を訪問した。女性の権利に関わる業務を行っていることから、参加した学生は男3対女12という構成だった。実は自分はこの機関に特別関心がある訳ではなく、Site Visitというイベントの中で示された9つの訪問先から一番関心に近そうなものを消去法的に選んだらここになったという程度のものだった。業務説明は面白く、女性の人権保護に賛同し署名を行った企業の中に日本企業が含まれていたことは興味深かったが、皆当該機関のモニタリングの脆弱さに幻滅している様子だった。ただ、参加していた2年生のうち2人は真剣にこの機関への就職を考えていたようで、熱心に質問を行っていた。2人の真剣さを見て、上手くいくことを切に願った。自分はOCSスタッフの隣に座って説明を聞いていたのだが、イベント終了後にインターン採用やFlethcerへのリクルーティング訪問の機会等を先方の担当者に積極的に促していて、頼もしく思えた。

Reception (18:00-20:00)
Career Tripの最後のイベントとして、ミッドタウンのクラブ(会員制社交クラブのようなもの)のフロアを借り切っての卒業生−現役生の交流を目的としたレセプションがあった。朝のパネルに来ていたIFCのコンサルタントを見つけたので、ドリンクを持って移動しているのを尾行して会話の輪に入り、名刺を渡して自己紹介した。バックグラウンドや将来の関心分野について聞いてくれたので、IFCが行うプロジェクトファイナンス業務に関心があると言ったところ、本人宛に履歴書を送るよう言ってくれた。インターンの応募は正規ルートでレジュメを送るだけではほぼ採用にたどり着けないので、このようなコネクションを通じた活動が有効だそうだ。レジュメを送って2週間何も反応がなければリマインドするのが良いという話を朝のセッションのパネリストの1人が言っていたので、迷惑にならない範囲でフォローしながらプロセスを進めたい。

レセプションの前にUNDPの担当者にお礼のメールをインターンへの関心と共に送っておいたのだが、レセプション中に携帯を見ると、本人から「今日応募締切のインターンがあるから、応募できるなら採用を検討する」というメールが来ていた。慌ててレセプションを途中退出し、ホステル近くのスターバックスに入って応募書類を書いて提出した。何とも綱渡りな応募でひやひやしたが、レセプションの前にメールを送ったお陰で応募のプロセスに間に合わせることができた。UNDPへの応募とIFCとのコンタクトができたので、個人的にはかなり実りの多いイベントになった。

イベントの途中やボストンへ戻った後等に同級生からIFC担当者のコンタクト先やインターンの計画等について聞かれた。自分が上手くいっているときに限って、情報共有を同級生から求められると疎ましく思ってしまうのだが、極力利害関係の対立に関する懸念を現にしないよう、親切に行動するようにしたい。実際、UNDP職員とのランチに参加した他の2名(アメリカ人、ネパール人)は、自分の能力でなく国籍によってチャンスを与えられた自分のことを祝福し、コンタクトを継続的に取るよう勧めてくれた。実際は自分にそういう運が回ってきた方が良いに決まっているはずなのだが、そういった全く見せない極めて大人な態度を取っていた。こういうところで公平無私な態度を取れるか、自己中心的な利益追求に走るかで、今後の付き合い方は絶対に変わってくると思う。実際他の学生はそう行動してくれている訳だから、自分がそうしない訳などにはいかない。

UNDP Lunch実施場所から見た国連本部ビル
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