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Amtrakの旅⑬ ニューヨーク観光②

ニューヨーク滞在を1日延ばしたので、27日(金)も観光に出かけた。泊まったホテルはHotel 373 Fifth Avenueというミッドタウン5番街の良い立地だったので、移動が楽だった。ニューヨークには数回来たことがあったので、あまり美術館や観光スポット巡りはせず、日本のラーメン屋や本屋を回って過ごした。夜はまだ観たことがなかったミュージカルのウェストサイドストーリーを観てきた。

Hotel 373 Fifth Avenue
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朝はだらだらと寝てしまったので、昼前からホテルを出て、ダウンタウンにある紀伊国屋書店に行った。渡米前に買った地球の歩き方・ボストンをなくしてしまったので、ここで買い直した。サマースクールの授業で他国の学生が発言していた歴史的背景に分からないところがあったので、勉強し直そうと大学受験用の世界史の参考書も買った。定価の4割増ぐらいの値段だったので、2冊合計で50ドル強。出費が少し痛かった。

紀伊国屋を出た後は、徒歩でニューヨーク大学の近くにある一風堂へラーメンを食べに行った。少し待ったが、1人だったということもあってすぐに案内された。中はニューヨークらしいポップな作りで、壁にはひらがなで一風堂の店員と思われる名前がずらっと表示されている。ラーメンは単品13ドル、セットで16ドルと日本より高めだが、出てきたラーメンは本当に日本と同じだったので、立地を考えると抑えている方だと思う。店員は英語だけを話すアメリカ人の受付嬢、英語を話す日本人と日本語を話すアメリカ人のホール、全員日本人と思われるキッチンとで構成されていた。料理も店の雰囲気も本当に良くできた作りになっていて、どうやって出店計画を作り、運用してきたのだろうと思った。ビジネス的に見ると、許認可申請や現地採用スタッフの雇用、原材料のデリバリー等、色々難しい問題はあると思うのだが、これらを全て一風堂という企業が賄っているとしたらすごい。もしかしたら日本、アメリカ双方に信頼できるコンサルタントがいるのかもしれない。

一風堂入口
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一風堂を出た後は、夜に観る予定のミュージカルのチケットを買うためにTimes SquareのTktsに行って列に並んだ。金曜日ということもあってかなり時間がかかり、結局1時間半並んだ末にようやくウェストサイドストーリーのチケットを手に入れた。値段は50%offのオーケストラ席で62.5ドル+サービス料4ドル=66.5ドル。貧乏旅行の中で少し痛い出費だったが、前回観ようとしてチケットが完売になっていた演目だったので、思い切って買うことにした。

チケットを買った後は20時の講演まで時間があったので、Tktsの近くにあるNBA Storeに行ってみた。中はNBA、WNBA全チームのグッズ、特にユニフォームとTシャツで埋め尽くされていて、バスケットボールのシューティングゲームや選手の手の大きさを体験できるコーナーもあった。各チームのスタジアムに併設されたショップを大きくしたような作りだが、中で遊ぶことができるよう最大限の工夫がされていて、面白い施設だったと思う。店内をらせん状のスロープで下りながら見て回る設計にしてあるのも楽しい。日本のショップに比べるとアパレル系の商品が多いのは、多くの人が気に行った選手のユニフォームを着て応援するアメリカ人の購買傾向を反映しているように思えた。

NBA Store入口
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NBA Store店内
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時間をつぶした後、20時から始まるウェストサイドストーリーを観るため、再びTimes Squareへ。この演目はPalace TheatreというTktsから近いブロードウェイの中心地で公演されていて、道順が分かりやすかった。公演場所は人気を反映しているのだと思う。劇そのものについては、ストーリーを全くチェックしなかったせいもあって、展開に驚かされて面白かった。プエルトリコ系のグループがスペイン語を多用して劇を展開する演出が気に入った。ロミオとジュリエットを題材にしていることさえ後から知った。歌や台詞を英語で聴き取るのが能力的に難しいので普段は予習するのだが、今回は知らずに観たことのメリットがあったと思う。

ミュージカルのチケットその他でお金は結構使ってしまったが、日本の店を中心に回ってみるなどして、普段と違う形でニューヨーク観光をできたことが楽しかった。今後も時間の許す限り何度も来て、パターンを変えながら観光してみたい。
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