書評③

書評群その3です。
これまでは自分用のメモとして書いていたので、今後はもう少し具体的に記述します。

コロンビア大学院で考えた世界と日本―日本人留学生10人の提言

はる書房

コロンビア大学国際公共政策大学院の卒業生がそれぞれの専攻分野に関する考察を端的にまとめ、大学院の概観を紹介した本。それぞれの文章は興味深く読めるが、大学院そのものの全体像を把握するには若干散文的すぎてまとまりに欠ける印象。

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国をつくるという仕事

西水 美恵子 / 英治出版

元世銀南アジア担当副総裁の雑誌連載記事を集めて出版された本。インド、パキスタン、スリランカ、ブータン、モルディブ等、南アジア地域に著者が出向き、現地の首脳や草の根の民衆との体験を具体的に記している。各々の体験をした際の著者の感情が詳細に記載されており、共感できる。

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アフリカ 苦悩する大陸

ロバート ゲスト / 東洋経済新報社

エコノミスト誌現地駐在員によるアフリカ各国の諸問題に関するルポ。ジャーナリストの視点で描かれているため、アフリカの政治・経済の暗部を批判的なトーンで記述している。楽観的なトーンで書かれた『アフリカ 動き出す9億人市場』とのコントラストが興味深い。

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アメリカの大学院で成功する方法―留学準備から就職まで (中公新書)

吉原 真里 / 中央公論新社

アメリカの大学院で研究者を目指して取り組む人のために書かれた本。専門職大学院で勉強する人を対象とする本が欲しくて買ったが、対象とする読者が異なっていたため、ニーズに完全に合致する内容ではなかった。博士課程に進み、教授としてのポストを得ることを目標にしている人には適した本。

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合衆国再生―大いなる希望を抱いて

バラク・オバマ / ダイヤモンド社

著者が大統領就任以前に経験したコミュニティオルガナイザーとしての職務、選挙戦、上院議員時代、家族との関係等について追想録的に記述した本。職歴を通じて持ったアメリカ社会に対する問題意識や失敗経験等が克明に語れていて興味深く読める。

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by ubuntuk | 2010-05-10 02:54 | 書評
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