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Boston Symphony Orchestra (BSO)4月28日(木)の公演を聴きに行ってきた。試験前の一晩を使ってオーケストラを聴きに行くのは若干もったい話ではあるのだが、これには理由がある。実は4月中旬にCollege Cardという学生向けシーズン券を25ドルで購入したのだが、それが2010-2011シーズンのもので、期限が5月8日という短命のものだったのだ。5月8日にはトルコへインターンに出発するし、その直前の週末は試験を受けてすぐ荷造りという状況だったので、この週しか確実に行けるスケジュールがなかったのだ。来週も行ければ行きたいが、試験の日程を考えると行けない可能性もなくはないかもしれない。BSOは1席29ドル-という料金なので一度行けば元は取れるので、何とかぎりぎり間に合わせられた。

演目は下記の通り。Lisztのピアノ協奏曲やRavelのボレロが入っていたので、自分のような素人にも分かりやすく楽しめる内容だった。個人的には前回の演目よりもマニアックさがなく好きだった。唯一の欠点は、学生席ということでオーケストラの舞台前の最前列から第1ヴァイオリン隊の足元を見上げながら聴かないといけなかったということだ。行ってみて、1シーズン通しで25ドルという学生券の安さの理由が良く分かった。開演前にオーケストラが席に着いたときには、演奏者の靴が意外に汚いことに気づいてびっくりした。第1ヴァイオリン隊の最前列にいるコンサートマスターだけは、指揮者と一緒に立って挨拶するからか、一人ピカピカの靴を履いていた。

Reger: Variations and Fugue on a Theme by Mozart
Regerという人自身さえ知らなかったので、会場で初めて聴いた曲だった。Mozartの名前が付いている通り、柔らかい雰囲気の明るい曲だったように思う。フーガについてはよく理解していないのだが、言われてみれば主題が曲全体に張り巡らされていて、どの部分を取っても一つの構造を構成しているようにも感じた。しかし、これは自分の浅知恵から来るものなので、フーガと題名に書いてあったから勝手にそう意識したというだけのことかもしれない。大ファンになるとまではいかないが、全体的に楽しく聴くことができた。

Liszt: Piano Concerto No.2
あまりコンサートに行ったことがないこともあって、Lisztも初めて聴いた。ピアノとオーケストラの調和がよく取れていて、協奏曲としてよくまとまったものだったと思う。ピアノ奏者が力強く演奏する場面が多かったのだが、席がピアノの場所から近過ぎてピアノをガシガシ叩く物理的な音がかなり聞こえてしまい、実際の音が良く分からなかったのが残念だった。オーケストラのほぼ真下にいるためか、高音が自分のところまで伝わってこなかったようにも思う。確か低音は広く伝わるが、高音はまっすぐしか届かないという法則があったと思うので、それを体感してしまったのだろう。

Ravel: Bolero
Ravelのボレロは聴いてみたいと強く思っていた曲だったので、この駆け込みスケジュールの中で聴く機会を得ることができて良かった。恥ずかしながら漫画の『のだめカンタービレ』の影響でクラシックを聴くようになった人間なので、そのストーリーの中で登場した曲には特別な思い入れがある。漫画ではダメオーケストラがソロパートの多いこの曲を各自めちゃくちゃに弾いてボロボロにしてしまうという内容だったのだが、もちろんBSOにそんなことはなく、一つ一つの楽器の音がとてもきれいに聴こえた。ただ、あいにく学生席だったので、今誰がソロパートを吹いているかが舞台の下からは見えず、第1ヴァイオリンの足元からキョロキョロしながら探すという格好になってしまった。ソロパートが売りの曲なのに、演奏者が見られないなんてひどい話だと思う。余談だが、管楽器が交代で同じメロディーを吹く中、ヴァイオリン隊がそれぞれのヴァイオリンをウクレレのように持ち、指で弦を弾いていたのが印象的だった。こういう弾き方があるとは知らなかった。
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B220 Global Financial Servicesという授業のペーパー提出とその内容に関する最終プレゼンを水曜日に行った。この授業は期末試験の代わりにペーパーが課されているので、これで今学期の課題は全て終了となる。今学期履修した4科目の中では一番予習に時間を割いて取り組んだ授業だったので、プレゼンを終えて肩の荷が降りた気がした。願わくばプレゼンの内容が20人の履修者の中でも際立ったものでありたかったのだが、英語力の不足もあって思ったようには伝えられなかった。この授業に関しては成績評価を待つのみとなる。

ペーパーは授業で取り扱った内容に即してテーマを設定し、自由な枚数で記述を行うというものだった。Global Financial Servicesという授業のタイトルの通り、各回の授業テーマは商業銀行、投資銀行、ファイナンス会社等金融機関に関するものだったので、自分はその中から去年破綻した日本振興銀行という商業銀行の破綻理由について分析するというテーマを選んだ。国際取引を行わない銀行だったのでGlobalという観点には若干そぐわないものだったが、逆に十分な英語の資料がないために日本人にしか書けない内容だったので、その点に付加価値を付けたかった。実際、授業では東京銀行や日経225先物、日本円の通過スワップ等、日本の金融市場をテーマとして取り扱ったものが多かったので、授業を履修している他の学生にも興味を持ってもらえるとも思ったことも理由として大きい。

プレゼンについて学生にどこまで興味を持ってもらえたかは分からないが、少なくとも興味を持って聞いてくれているような雰囲気の人は何人かいたと思う。20人分のプレゼンを聞くのでかなり退屈そうに聞いている学生も見られたが、予習をきちんとして授業できっちりと発言しているような学生は特に熱心に聞いてくれている印象があった。そういう人は普段から色々な方面に関心を持って熱心に情報を得るよう努めているのだと思う。話をする側から見ると明らかにやる気を持って聞いてくれている人とそうでない人がはっきり分かったので、自分も聞く側に立ったときには疲れていてもきちんと聞く姿勢を持たないといけないと感じた。

ペーパーは最終的にだぶるスペースで20枚になった。Fletcherで課されるペーパーは10枚から35枚という範囲なので、これは中庸程度の作業量になると思う。枚数は自由だったし、ペーパーを途中まで書いた後に教授が授業で10-15枚でいいよと発言していたので実際はここまで書く必要はなかったのだが、せっかく関心を持った内容について書くので、調べた内容をきちんと情報としてペーパーに入れておきたかった。ペーパーの評価は教授の判断次第なので分からないが、自分としては良く書けたものだと思う。特に、L233 International Financial and Fiscal LawのMidterm Paperの完成版が当初思い描いていたほど良くなかったので、こちらについては今学期のライティングの集大成と呼べるくらいの内容にしたかった。

授業スケジュールの都合上、本来2年生が履修するこの授業を取ったので、少人数のディスカッション形式のスタイルの中で知り合いが少ないことが少し心細かったが、1年生だからといって対応できないものではなかったので、履修して良かったと思う。特に、2年生には教授の温情措置として修士論文の内容をペーパーのトピックとして代替して良いという権利が与えられていたので、来年これを履修していたら独立したテーマでペーパーを作成することはなかったと思う。自主的にペーパーを書くほどの意欲は持てないのだが、与えられた課題の中でなら必死になって取り組むこともできるので、ライティングの機会をできるだけ得たいと思っている中でこの授業のペーパーを書くことができて良かった。

最後の授業では3本目のケースレポートが返却され、結果はAだった。他の学生グループのレポートの評価は分からないが、自分達のグループはA-、A、Aという結果だったので、かなり良い方だったのではないかと思う。試験結果も悪くなかったので、これで成績が悪かったらペーパーの評価がひどかったということになりそうだ。最終的な成績評価は受け入れるしかないのだが、せめてペーパーに対する評価はある程度のコメントを添えた上で返却を受けたいと思っている。期末試験やペーパーは返却されることなく評価が下されることが多いので、教授の評価はぜひとも受けておきたい。
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期末試験がもう来週に迫ってきた。今期末は試験3科目+レポート1科目なのだが、レポートに時間を掛けすぎて他の科目の勉強にあまり時間を割けていない。レポートはB220 Global Financial Servicesで求められているもので、ページ数は自由なのだが、興味のある内容だったので必要以上に気持ちを入れ込んでしまった。レポートは明日提出して授業中に内容を5分間で説明すれば終了するので、明日以降は試験対策に注力していきたい。
ただ、まだグループレポートに加えて試験のあるE241 Development Economics: Policy Analysisの案文修正も残っているので、完全に試験集中モードということにはまだ行かなそうではある。
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予定されている国連開発計画(UNDP)でのインターン実施地がニューヨークからトルコのイスタンブールに変わった。これはインターン先のマネージャーがUNDPのイスタンブール事務所立ち上げに際して現地に行っているためで、本人からは「ニューヨークかイスタンブールのうち好きな方を勤務地として選んで良い」と言われたためだ。推薦状が届かなかったせいでなかなかインターンに関する具体的な話を進めることができなかったのだが、先週初めてマネージャーに話をしたところ、現在はニューヨークを離れて仕事をすることになっているとのことだった。

ニューヨークの国連本部は大学時代に見学して以来多少の憧れを持っていた本部ビルで働けるという充実感と、ニューヨークで職員やインターンとして働いている日本人とのネットワーク作りに有効というメリットがあったのだが、マネージャーがいない中遠隔操作でニューヨークで勤務することは、ボストンの寮の中でパソコンをいじって作業しているのと何も変わらないと思えたのだ。

また、国連や世界銀行グループで仕事をするためには、過去に途上国で働いた経験があった方が良いとされている。出張や長期滞在で途上国に住んで仕事をするので、耐性の有無があるか否かを採用前に判断できた方が良いということが理由だと思う。ニューヨークでのオファーをもらった時点で「途上国とのネットワークさは持っていないから、途上国勤務の可能性はあきらめるしかないかな。」と思っていたので、勤務地を選んで良いというマネージャーからのオファーは自分にとってとても有益なものだった。

できれば両方の勤務地を経験したいという気持ちはあるが、そこまではさすがに叶えられないと思う。もしインターン後に追加でインターンとしての業務を頼みたいといった申し出が先方からあれば、ニューヨーク勤務が前提になるのでぜひ受けてみることにしたい。実際Fletcherの2年生で現在同じ部署でインターンとして働いている人がいるので、可能性は十分にあると思う。そのためには先ず自分を使ってもらえるよう実績を残さないといけないので、トルコでのインターンに真剣に励むことにしたい。
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10時間の契約で行っていたアルバイトが金曜日に終わった。Office of Career Service(OCS)が運用しているFletcher Career Central(FCC)というウェブサイトに掲載されている応募候補先企業のリストを更新するという仕事内容だったのだが、単純作業をひたすら続けたのでかなり飽きたし疲れた。OCSができれば午前中に来てほしいと言っていたので2時間×2回、3時間×2回に分けて午前9時から11時、午前9時から12時という枠で仕事をしたのだが、このぐらい細切れになっていて丁度よかったかもしれない。5時間×2等でやっていれば2日で終わったのだが、気力的に持たなかったと思う。

アルバイト開始に合わせてSSNの提出と必要書類の記入、提出をFletcherの担当部署宛に行ったので、近々給与支払いの小切手が郵便受けに投函されると思う。こちらの支払いはほとんどが小切手で銀行振込は使われないので、自分で小切手を銀行のATMに持って行き、支給された金額を銀行口座に入金することになる。120ドルという金額だが、アメリカで初めて働いて受け取ったお金なので、気分的には単に120ドルをもらう以上の喜びがある。仕事内容がもう少し勉強面や仕事面での付加価値にものだと良かったのだが、OCSがSSN取得のために無理矢理作ってくれたアルバイトだったので、そこまでの文句は言えない。
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申し込んでいたFletcher Summer Fundingの結果通知が来た。審査に通過したとのことで、支給額は$1,350。UNDPでのインターンに参加する際の滞在費はカバーできる金額だ。$1,000強というアナウンスが事前にあったが、$350も上乗せがあって嬉しい驚きだった。受領前に書類提出手続きが必要になるのでまだお金はもらえないが、取りあえずもらえること自体は決まったので良かった。
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先週金曜日にSocial Security Number(SSN)Cardを郵便で受け取った。申請から7-10日で郵送されると言われていたのでそろそろ届くと思っていたが、予定通りに受け取ることができた。これで大学内で働こうと思えばすぐに応募できるし、卒業後米国内で就職活動をする場合にも不便なく応募ができる。こんなにすんなりと事が運ぶようにアルバイトの紹介をしてくれたOCSにも、学生の雇用を統括しているFletcherの担当部署にも感謝だ。来月にはアメリカで初めて稼いだ120ドルの給料をもらうことができる。加えて、元々の目的だったFletcher Summer Funding 1,000ドル強も恐らく受け取ることができることと思う。
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土曜日にMediterranean Nightというイベントが開催されたので行ってきた。これまでAfricana Night、ASIA Night、Fiesta Latinaと開催されてきた地域別文化祭の第4弾で、地中海沿岸の国の文化をテーマに歌やダンスやコメディショー等を行うもの。地中海沿岸地域に限定されているため直接の出身者は少なく、演目の数も他のイベントに比べると少なかったが、よくまとまったものが多く、はずれがなかったので十分楽しめた。

演目は、トルコ風(?)のベリーダンス、フランスのポップソング、イタリアのオペラ、女好きの指導者を集めたコメディ等だった。ダンスと歌はとてもよくできていて、素人から見れば十分エキゾチックな雰囲気も出ていて、まね事のようには見えなかった。コメディの方も、リビアのカダフィ大佐やイタリアのベルルスコーニ等を良く研究していて、扮装がそれぞれにマッチしていた。内容は連れの女が男を引っぱたくという下らないものなのだが、キャスティングは良くできていたと思う。

少し残念だったのは、実際の地中海沿岸国出身者はほとんど演目には参加しておらず、歌やダンスが好きなアメリカ人や他国の学生が中心になっていたことだった。知り合いのトルコ人は4-5人で自分の席の横に座って演目を観ていた。どのカルチャーイベントにも出てくる目立ちたがりの学生が多かったので、もう少し現地出身の人達とのバランスが良ければと思った。

どうでも良いことではあるのだが、多分これかなと思ってタイプしたMediterraneanの綴りが合っていた。何でも一発で覚えられると良いのだがそうもいかないので、こういうことがあると少し嬉しい。

写真はE241 Development Economics: Policy Analysisのグループライティングで一緒に作業している学生のオペラのシーン。本当にオペラっぽく歌えていてびっくりだった。他の2人も歌の演目にそれぞれ個別に参加していて、4人中自分を除く3人が参加という状態だった。3人とも女なのだが、女の学生は皆の前で何かを披露することに男以上に喜びを感じる気がする。保育園でやった劇の主役や高校時代のクラス劇を振り返っても、女側の主役の奪い合いは激しかった。

Mediterranean Night
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夏に参加することになっている国連開発計画(UNDP)ニューヨーク事務所でのインターンについて、ようやくオファーレターをもらうことができた。1月のニューヨークキャリアトリップから数えて3ヵ月になるので、本当に長いプロセスだった。といっても実際のプロセスは1ヵ月弱で簡単に終わっていて、その後不要な作業で2ヵ月超を費やすことになったという背景がある。あまりに不毛な上に苦労が多いプロセスだったので、書いておくことにしたい。

UNDPでのインターンは、1月に行ったNew York Career Tripで会ったマネージャーが引っ張ってくれたもので、形式上のプロセスを経てある程度簡単に決まった。理由はマネージャーが日本政府との折衝に現在時間を割いており、日本出身の学生に関連業務を手伝ってもらいたいということだった。会った当日の夕方、マネージャーにお礼メールを出したところ、当日締切のインターンがあるからウェブ経由で応募するようにと言われ、慌てて応募書類を作成して提出した。その2週間後に電話インタビューのオファーがあり、1週間後にインタビュー、また1週間後に内定の通知をもらったというフローだった。

内定受領後は、大学院の在籍証明書や成績証明書、健康診断の結果、パスポートのコピー、大学院の教授からの推薦状等を提出するよう求められ、それらが全て揃った時点でインターンのオファーレターの送付を受けるという手はずだった。早速書類集めや健康診断の受診等を行い、2週間弱で自分が揃えられる書類は提出したのだが、推薦状は教授の都合もあり、なかなか提出ができなかった。

他の書類を提出してから2週間程して教授がUNDP宛にレターを郵送してくれたので、これが届けばオファーレターをもらえると思い、安心していたのだが、先方からは3週間程経っても返事がない。インターンは夏なのであまり早い時期に催促して相手方の期限を損ねないようにしようと思っていたのだが、さすがにそろそろ一度は念押ししてみようと思い、推薦状の到着について確認してみた。すると、推薦状らしき郵便は届いていないと言う。いくらアメリカと言っても郵便が届かないほどひどい国ではないと思っていたので、教授が出し忘れたんじゃないかと思い、UNDPとのやり取りからは引き下がって教授に聞いてみることにした。

すると教授は、間違いなく郵便で提出したと言う。むしろ、郵送だけでなくEメールでダブルチェックができるようにしておくべきだ、と怒られてしまった。郵送の手段を取ったのは教授だったし、推薦内容の守秘性を保ちたいのであれば、教授からUNDPの担当者宛にEメールを送ってもらっても良かった。レター案文には通常住所のみを書くので、その情報だけを使ってレターを送付してくれたのだと思うが、ダブルチェックについて怒るのであればEメールアドレスを聞いてくれれば良かったのだ。こちらもまさか教授が一人で最終版にサインして郵送してしまうとは思わなかった。とは言え、教授は怒りながらも再送を承諾してくれたので、これで何とかオファーレターがもらえると安心した。

同じ宛先の郵便物が届かなかったことを心配しつつも、今回はさすがに大丈夫だろうと思っていたのだが、1週間後に確認の連絡を行ったところ、やはりこの回でも郵送された推薦状が届いていないとのことだった。教授に確認したところ、郵送と同時にEメールでも送ったという回答が返ってきたので、それをUNDPに伝えたところ、Eメールも届いていないと言う。さすがにここまで来ると、UNDPが体良くインターンを断るために推薦状の受領を拒否しているのではないかと思うようにさえなった。ただ、そうは言ってもプロセスを何とか進めてオファーレターをもわらなければならないので、教授を怒らせるのは承知で3度目の送付依頼を行った。

授業は水曜日1回のため、教授とはEメールでやり取りしたのだが、さすがに怒っている様子で"It is starting to be much"という返答がきた。今回は郵便もEメールもダメだったということで、最後の手段であるfaxの利用をお願いしたのだが、それも承諾してくれ、今日晴れてUNDPにレターが届く結果となった。

レター1本に2ヵ月を要し、その間合計20通程度のEメールをUNDPと教授との間でやり取りすることになった。誰が悪いのかは分からないし、実際は国連の郵便検閲に引っかかって処分されていたり、サーバーが大学のEメールを撥ねるために教授のメールだけが担当者に届いていないということがあるのかもしれない。ボストンで送った郵便がニューヨークで2度行方不明になり、返送されても来ないという信じがたい結果を経験した。

自分のインターン機会がごく些細な外部要因によって消されかねない事実に対し、かなり苛立ちを覚えた。それでも、怒っている送付者と受領予定者それぞれに対し、自分の苛立ちを抑えて丁寧なお願いや連絡をし続けないといけないというのは、どちらかが間違っているのではないかという疑心暗鬼の中、大変な作業に感じた。もうこういうことは二度とありませんように。
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今日から大学院でアルバイトを始めた。と言っても正式なものではなく、Social Security Number(SSN)と呼ばれるアメリカの社会保障番号を取得することを目的にした超短期のものだ。アルバイトの内容は、Office of Career Service(OCS)が管理している就職候補先ウェブサイトのアップデートで、Googleで各社の検索を掛けながら会社概要や連絡先の更新をひたすら行うという単純作業。勤務時間は10時間で、2時間×2、3時間×2のセッションをこなして10時間働くとそれで終了となる。自分は火曜日と金曜日の午前中を2週間分使って働くことになったが、寮に住んでいるスイス人も水曜と木曜に同じ仕事をすることになったそうで、2人で分担ということになるようだ。

F-1という学生ビザでアメリカに滞在している外国人は、学外で仕事をして収入を得ることが禁止されているので、学内で大学院側が細々とした仕事を学生に割振り、給料を支払う仕組みを取っている。時給は12-16ドル程度のようで、日本で行う普通のアルバイトに比べると金額は良いかもしれない。自分が学部生のときは、大学の事務所のアルバイトで時給800円というのがあった気がする。私費で来ている学生のごく一部はこうしたアルバイトをして収入を得ているのだが、ほとんどの学生は大学院にいる間は勉強に集中するという意識からか、一切働かずに生活している。

そうした中で今回自分が働くことになったのは、夏のインターンで支給される1,000ドル程度の支援金を大学院からもらうためだ。Fletcher Summer Fundingと呼ばれるその支援金は、大学院が学生に資金を供給することになるため、所得申告等の観点から、SSNやIndependent Taxpayers Identification Number (ITIN)といった政府発行の番号を持っておく必要がある。それらの番号を得るためにはアメリカでの就労経験が必要で、雇用者による雇用証明書と自分自身の身分証明書を持ってSocial Security Officeという場所に行き、番号申請の手続きをする必要がある。

その目的を達するため、インターン支援金の支給を行っているOCSが超短期のアルバイトを学内で募り、留学生が極力容易にSSNを取得できるよう取りまとめてくれたのだ。本来なら10時間だけのアルバイトのためにSSN支給等に関する手続きを行うことは大学院側として面倒なので、積極的に雇用してくれないと思う。今回この機会を設けてくれたことで、自分のように長時間アルバイトをする意志のない人間もSSNを取得できることになった。

SSNは、就労ビザや運転免許証がない中でも身分証明に使える便利なものなので、今回取得できることになって本当に良かった。クレジットカードの申込やアパートの契約にもこれが求められることが多いので、何かと便利に使えると思う。
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