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先週水曜日から始まった2011年春学期授業のうち、履修科目5つについて1回目の授業が全て終わった。初回の授業では、学期中の授業の進め方や課題の量について教授から説明を受けるので、学期中のワークロードのイメージを大体掴むことができた。前学期と比べると数学、経済学といった計算問題の宿題が出る科目が減り、代わりに法律科目や金融ゼミ科目といったリーディングとライティングの課題が大量に出る科目が増えたので、今学期は大量に読んで書いてということになりそうだ。

今はまだタームの最初なので提出を求められる課題は出ていないのだが、授業前に読んでくるリーディング課題だけでかなり時間が取られる。先週は土曜日を勉強に充てなかったので仕方ないのだが、日曜日の昼から夜中、今日月曜日の昼過ぎから23日まで、ずっと月曜、火曜のリーディング課題を読み、フランス語の宿題をやるということに費やすことになった。

リーディングは、課題の提出が迫っているときなどにはパラグラフリーディングで大意を掴むという方法で柔軟に時間を調整した方が良さそうだ。全部読めればそれに越したことはないのだが、課題に含まれる論文のリーディングでは本文が調査の方法論に終始していることもあるので、その場合は要旨、序文と結論を中心に読んで、後は段落の一行だけを読むなどしても足りると思う。図書館が開いている1時までの間に優先順位を付けて作業をこなすようにしたい。週2回は翌朝8時30分からフランス語の授業があるので、ついでに朝早起きする習慣も作っておきたい。

冬休みに読んだ「世銀プロフェッショナル」というウェブサイトの「世銀スタッフの横顔」というインタビューページに出ていたFletcher卒業生の大学院時代の体験談がとても刺激的で、同時に自分の秋学期の過ごし方が恥ずかしくなった。授業に付いていくために2-3時まで勉強し、分からないところは年下の優秀な学生に「コーヒーをおごるから」と言って教えてもらっていた、とインタビューで言及されている。2011年春学期はこの職員の方が在学中に持たれていた意識で挑みたい。後から振り返って「大学院時代はこれだけやった」と胸を張って言えるように。
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22日(土)にダウンタウンまで外出する予定があったので、当日夜に行われたBoston Symphony Orchestra(BSO)の土曜公演を聴きに行ってきた。ぎりぎりまで待って席に空きがあると9ドルでチケットが買えるのだが、さすがにそれはリスキーだと思い、昼頃に持参していたPCを使って一番安い席を予め購入しておいた。BSOは平日に加えて毎週土曜日にコンサートを行っているので、座席さえあれば当日の思いつきでも聴きに行くことができる。平日は勉強をほっぽらかしていくのが何となく不安なので、土曜日の公演を狙うのが良いかもしれない。

公演は20時からで、曲目はチャイコフスキーの「組曲第3番」、ストラヴィンスキーの「交響詩ナイチンゲールの歌」、スクリャービンの「法悦の詩」だった。指揮者は客演のLorin Maazelという人。チャイコフスキーは素人にも親しみやすいので楽しく聴けたし、ストラヴィンスキーの前半も面白みがあって良かったのだが、後半は疲れていたこともあってかあまり印象に残らなかった。全体にヴァイオリンソロの場面が多い曲が集められていたので、そういった構成の曲が好きな人には良いかもしれない。

チャイコフスキー「組曲第3番」
ニューヨークで聴いたくるみ割り人形と同様にとてもきれいで心地よい音楽が集められていると思った。聴いたことのある曲が本当に少なくて恥ずかしいのだが、チャイコフスキーらしさというのがどの曲にも必ず備えられていて、心地よさを感じる。チャイコフスキーやモーツァルトには、初めて聴く曲でも「この作曲家の曲だ」と分かるような独特の特長があるのだと思う。公演の前にネットで色々と曲の予習をしていると、「チャイコフスキーの曲は美しく流麗なメロディーが多く含まれ、初心者にとっても馴染みやすく人気がある」と書かれているものを見つけた。自分も初心者の割にチャイコフスキーは楽しめるので、これはその通りだと思う。

ストラヴィンスキー「交響詩ナイチンゲールの歌」
元々テーマになっている物語に合わせて作られる交響詩というジャンルだったので、休憩時間中に慌ててネットで予習した。ストーリーは、「中国の皇帝が美しく鳴くナイチンゲールという鳥を飼っていて、歌声を楽しんでいた。あるとき日本の天皇から機械仕掛けのナイチンゲールが中国の天皇に献上され、天皇はそれを本物のナイチンゲールと一緒に側においていたが、本物のナイチンゲールは機械仕掛けのナイチンゲールに嫌気がして逃げてしまう。皇帝は激怒すると同時に深く悲しみ、病で床に伏してしまう。やがて機械仕掛けのナイチンゲールの方も壊れて動かなくなってしまうが、最後にナイチンゲールが皇帝のところへ戻り、皇帝は元気を取り戻す。」というもの。ネット上のコメントでは最初は楽しいが後半が退屈と書いてあったのだが、その通りだった。最初はオーボエが表現する機械仕掛けのナイチンゲールの鳴き声や、中国風の音楽が楽しく、後半はストーリーに沿って音楽も沈んでいったので、聴いていて寂しくなった。最後にナイチンゲールが戻る場面もあまり劇的で晴れ晴れした感じではなかった。交響詩はストーリーを表現するという意味では面白いのだが、きれいな音色を持っているはずのオーボエがわざわざ機械仕掛けの鳥の音を表現したりするので、少しもったいない気がする。ジャジャーンと盛大にオーケストラを使う正統派の方が幅も深みもあって良いと思う。

スクリャービン「法悦の詩」
ストラヴィンスキーの後半で疲れてしまい、その後に演奏されたこの曲をあまり集中して聴くことができなかった。周りの人達もストラヴィンスキーの後半以降飽きてしまっている様子で、前の席に座っていた女の人は彼氏といちゃつこうとしたりしていた。きちんと聴いたら良い音楽かもしれないので、また別の機会を見つけることにしたい。
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先週のNew York Carerr Tripの縁で応募した国連開発計画(UNDP)の民間セクター市場開発のインターンについて、ショートリストに残ったとの連絡が職員からメールであった。下記の書類を1月28日までにEメールで当該部署宛に提出するようにとのこと。

1. 大学院在学証明書
2. 大学院成績表
3. UNDPインターン申込フォーム

申込フォームには入っている健康保険、生命保険の提示をすることも求められていて、そこが若干厄介だ。国連でのインターンは無給でインターンに対する保障がないので、自分自身が保険でそれをカバーしていることを示さなければならないということだと思う。特にUNDPは途上国に行く機会が多いので、その点についてかなりセンシティブなのだろう。だったら給料払って保険も適用してくれれば良いのにと思うのだが、厳しい予算下でそうもいかない状況らしい。

書類を提出後、インタビューの連絡があるとのこと。職員からは恐らくインターン前にニューヨークに来させるようなことはしないと言われたので、電話インタビューになる可能性がある。OCSや国連志望の学生とインタビューの練習をしておく必要がありそうだ。スケジュール的にインタビューは3月で、インターンが決まるのは学期が終了する5月10日のかなり直前になると思う。
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New York Career Tripが終わり、1月19日(水)から2011年春学期が始まった。前日の18日にShopping Dayと呼ばれる授業の科目別説明会があったのだが、専攻科目を後回しにしてでもこれを取りたいという科目は見つからなかったので、予め考えていた4科目で履修登録を行った。春学期の履修科目は下記。取りたいと思っている国際機関や国際関係論絡みの授業は、専攻科目の必要単位数とInternational Finance and BankingのCertificateの指定科目履修の目処がつくまでお預けだ。

L233 International Financial and Fiscal Law
国際法の名物教授、Joel Trachtman教授による授業。貿易法の権威だそうで、他の大学院に進学した学生も、Trachtmanの授業を取りたくてFletcherに行くかどうかを迷ったと言っていた。授業はアメリカの法律をベースにしているので英国的なコモン・ローをベースにした話になると思われる。不文法がベースになっているので個別のケースについて議論する余地がたくさんあって面白いとは思うのだが、日本法とは根拠が異なるので、抽象的な議論が分かりづらいかもしれない。初めてILO(International Law and Organization)の授業を履修するが、リーディングの量がEIB(Economics and International Business)科目と全く違うそう。Certificateの必修科目ということで選択。

E241 Development Economics: Policy Analysis
Fletcher外部から当該科目のみを教えに来ているJulie Schaffner教授の授業で、開発経済学をベースに政策分析を行う授業。グループワーク、Problem Setと呼ばれる宿題、2-3名での共同ペーパー執筆等、かなり課題は課される。作業負荷はかなり重そうだが、政策分析を行ってアウトプットを出すという国際機関の業務を疑似体験するような形式なので、得るものは大きいと思う。問題は作業量よりグループワークとペーパー執筆のメンバー/パートナーな気がする。人間関係は作業量以上に重くのしかかる場合が多いことが、前学期の色々なグループワークを端で見ていて分かった。開発経済専攻の必要単位数の1つとして選択。

B205 Data Analysis and Statistical Methods for Decision Making
University of MassachusettsRobert Nakosteen教授による統計の授業。統計はつまらないものと理解しているからか、学生が興味を持つよう熱心に教えてくれる。Econometrics等の科目の事前履修科目になっているため受講者は多いが、学期中の課題がなく評価が甘いからという理由で履修している学生の割合も高い。課題やグループワークに時間を取られる授業が多いので、厳しい科目と組み合わせて履修することは実際良い戦略だと思う。自分に取って価値のある科目を揃えるのが一番だが、作業負荷によってはそうも言っていられない。

B220 Global Financial Services
2010年秋学期に履修したLaurent Jacque教授のファイナンス科目の第3段階の授業で、ゼミ形式で行われる。本来はこれを履修する前に第2段階のB221 International Financial Managementという授業を履修するのが通例なのだが、自分の場合は授業のスケジュールがL233 International Financial and Fiscal Lawと重複しているので、順番通り履修できなかった。第3段階ということで2年生がほとんどなのだが、違う面子とグループワークしてみるのも良い経験かもしれない。授業内容はケースブックと新聞記事、教科書を読んでひたすら金融機関について議論するというもの。評価は期末レポートの割合が高いので、発言だけでは成績は決まらないが、20人程度のゼミ形式なので、積極的に発言する訓練に利用しようと思う。

F001 Elementary French I
在学中に履修しておきたいと思っていたフランス語の授業。Olin CenterというFletcherの隣の建物で学部生相手に行われている語学コースの1つで、Department of Romance Languageというラテン語族の言語・文学の学科に属している。講師はネイティブのフランス人。本来学部生を対象とした授業なので、Fletcherの学生は講師から受講に関する承諾を署名で受ける必要がある。初回の授業で同じクラスにいたFletcherからの受講生は、インドネシア人とベラルーシ人の2人だった。インドネシア人は履修経験があるらしく、1レベル上の授業にも1回出席してから決めるとのこと。履修形態は口頭中心ということで、文法中心の授業を期待していた自分としては少し付いて行くのが難しいかもしれない。ただ、学部生のほとんども初学者だったので、他のレベルの授業ほどレベルに差はなさそうだ。こちらも宿題が毎回出るので、作業量については覚悟しておかないといけない。

今期の授業はモジュールと呼ばれる半期の授業が入っていないのでスケジュール的には楽だが、フランス語を追加で取ったこと、作業量の多い科目が3つあること、インターンの応募・準備活動を同時並行で行わないといけないことから、前学期よりも確実に勉強がきつくなると思う。耐えきれずにフランス語を切るということは避けたい。
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1月13日にワシントンDCを出てニューヨークに入り、1月14日(金)にFletcherのOffice of Career Serviceが実施したNew York Career Tripに参加した。New York Career Tripは、ニューヨークの企業、機関に勤務するFletcherのOBを招いて行われるパネスディスカッションに参加したり、OB訪問を兼ねたランチセッションに参加したり、OCSがアポイントを取った企業・機関を訪ねて業務説明を受けたりといった内容のイベントを1日で実施するもの。自分は下記の通りのスケジュールでCareer Tripに参加してきた。

International Development Panel (9:00-10:15)
Millennium UN Plaza Hotelという国連の前にあるホテルで開催。パネリストは国際金融公社(International Finance Corporation、IFC)のコンサルタント、世界銀行のオペレーションオフィサー、NGO職員等の合計5名で、いずれもFletcherの卒業生だった。皆逆の立場で卒業生の話を聞いた経験があるからか、学生の立場になってインターン獲得や卒業後の進路決定をどうするかについて親切にアドバイスしてくれた。どのインフォメーションセッションでも説明者は通常親身になって質問に答えてくれるが、Fletcherの卒業生の持っていた雰囲気はより学生に対するシンパシーがあるように感じられた。OBネットワークというのはこういうことを言うんだなと肌で感じたように思えた。

UNDP Lunch (12:00-13:15)
国連開発計画(United Nations Development Programme、UNDP)の職員1名と自分を含むFletcherの学生3名で、国連近くのカフェにおいてランチを兼ねた面談を行った。このランチミーティングは予め自分の持ち点の大部分を賭けて獲得するとても競争の激しいポジションだったのだが、自分はウェイトリストにされた後に運良く面談相手が新たに追加され、繰り上がりで権利を獲得することができた。自分は100点中50点を賭けてこの権利を得たのだが、他の2名の学生はそれぞれ75点、80点を賭けていたとのことだった。朝のInternational Development Panelで会った学生は80点賭けたのに繰り上がりがなかったと言って怒っていたので、間違いで入れてもらえたのかも知れない。面談した職員は途上国におけるプライベートセクターの市場開拓を担う部署に勤務しており、日本政府やメーカーと折衝する立場にあるため、日本人がインターンしてくれるとありがたいとのことだった。疑惑のランチ繰り上がりを含め、願ってもない縁だったので、強い関心がある旨を伝えておいた。

UN Global Compact Site Visit (14:00-15:30)
サイトビジットでUN Global Compactという女性や労働者の人権を保護・推進する機関を訪問した。女性の権利に関わる業務を行っていることから、参加した学生は男3対女12という構成だった。実は自分はこの機関に特別関心がある訳ではなく、Site Visitというイベントの中で示された9つの訪問先から一番関心に近そうなものを消去法的に選んだらここになったという程度のものだった。業務説明は面白く、女性の人権保護に賛同し署名を行った企業の中に日本企業が含まれていたことは興味深かったが、皆当該機関のモニタリングの脆弱さに幻滅している様子だった。ただ、参加していた2年生のうち2人は真剣にこの機関への就職を考えていたようで、熱心に質問を行っていた。2人の真剣さを見て、上手くいくことを切に願った。自分はOCSスタッフの隣に座って説明を聞いていたのだが、イベント終了後にインターン採用やFlethcerへのリクルーティング訪問の機会等を先方の担当者に積極的に促していて、頼もしく思えた。

Reception (18:00-20:00)
Career Tripの最後のイベントとして、ミッドタウンのクラブ(会員制社交クラブのようなもの)のフロアを借り切っての卒業生−現役生の交流を目的としたレセプションがあった。朝のパネルに来ていたIFCのコンサルタントを見つけたので、ドリンクを持って移動しているのを尾行して会話の輪に入り、名刺を渡して自己紹介した。バックグラウンドや将来の関心分野について聞いてくれたので、IFCが行うプロジェクトファイナンス業務に関心があると言ったところ、本人宛に履歴書を送るよう言ってくれた。インターンの応募は正規ルートでレジュメを送るだけではほぼ採用にたどり着けないので、このようなコネクションを通じた活動が有効だそうだ。レジュメを送って2週間何も反応がなければリマインドするのが良いという話を朝のセッションのパネリストの1人が言っていたので、迷惑にならない範囲でフォローしながらプロセスを進めたい。

レセプションの前にUNDPの担当者にお礼のメールをインターンへの関心と共に送っておいたのだが、レセプション中に携帯を見ると、本人から「今日応募締切のインターンがあるから、応募できるなら採用を検討する」というメールが来ていた。慌ててレセプションを途中退出し、ホステル近くのスターバックスに入って応募書類を書いて提出した。何とも綱渡りな応募でひやひやしたが、レセプションの前にメールを送ったお陰で応募のプロセスに間に合わせることができた。UNDPへの応募とIFCとのコンタクトができたので、個人的にはかなり実りの多いイベントになった。

イベントの途中やボストンへ戻った後等に同級生からIFC担当者のコンタクト先やインターンの計画等について聞かれた。自分が上手くいっているときに限って、情報共有を同級生から求められると疎ましく思ってしまうのだが、極力利害関係の対立に関する懸念を現にしないよう、親切に行動するようにしたい。実際、UNDP職員とのランチに参加した他の2名(アメリカ人、ネパール人)は、自分の能力でなく国籍によってチャンスを与えられた自分のことを祝福し、コンタクトを継続的に取るよう勧めてくれた。実際は自分にそういう運が回ってきた方が良いに決まっているはずなのだが、そういった全く見せない極めて大人な態度を取っていた。こういうところで公平無私な態度を取れるか、自己中心的な利益追求に走るかで、今後の付き合い方は絶対に変わってくると思う。実際他の学生はそう行動してくれている訳だから、自分がそうしない訳などにはいかない。

UNDP Lunch実施場所から見た国連本部ビル
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ワシントンDCには1泊だけする予定だったので、到着日の翌日はチェックアウトしてホステルにスーツケースを預けた。先に乗車券を購入しておいたニューヨーク行きのアムトラックは午後4時ユニオン駅発だったので、それまでアメリカ史博物館を見学したり、昼食を取ったりして過ごした。

アメリカ史博物館は、初期の移民が入植した頃の様子や奴隷制度の歴史、アメリカにおける科学技術発展の歴史、歴代アメリカ大統領等についての紹介コーナー等を設けていてる。奴隷制度のコーナーでは、奴隷の取引記録や各奴隷の生命保険等の文書による展示があったり、当時の奴隷の生活を示す写真や模型があり、リアリティを感じた。ただ、奴隷は悪いことで、南北戦争の結果それを廃止した北軍は偉いというステレオタイプな展示に終始しないよう、もう少し客観的な表示に努める必要があると思う。

科学技術のコーナーでは、エジソンの発明品の展示や蒸気機関を活用した機械の展示があった。エジソンはちびまる子ちゃんのオープニング(エンディング?)で歌われるほど偉い人だが、部下の研究者を奴隷のように働かせたことでも有名だ。短い睡眠時間で研究させられる生活が続き、眠りに落ちそうになった研究者には、エジソンが電気ショックを与えて起こしたという嘘のような本当の話もある。子供向けの伝記では、いつまでも純粋な好奇心を持って発明に取り組んだ偉人として語られてしまうが、人柄的には多いに疑問だ。

奴隷制度にしろ科学技術にしろ、先人の立派な部分だけを子供に見せて見習わせようという意図は悪くないと思うが、世の中はそう単純でないことも早いうちに教えておく必要があるのではないかとも思う。人格的にはどうしようもない人を天才として祭り上げてしまうようでは、本当に立派な人間は育たないように思う。それならば、もっと草の根的にがんばっている現代の若い人達の姿を見せる方がよっぽど子供のためになると思う。NHKの「ようこそ先輩」だったり、TBS/MBSの「情熱大陸」だったり。

アメリカ史博物館を出た後は、ウェブ上でDC一の評価を得ているRasikaというインド料理のレストランに行った。インド料理のレストランで一位ではなく、全種類のレストランの中で一位。確かに一番になるだけのことはあって、店の内装や店員の対応はとても素晴らしいものだった。夜はかなり料理が高い印象だが、昼なら何とかなるレベル。料理はカレーを食べただけだったので、これが本当にDC一の料理なのかはよく分からないが、総合的に見て良い店だったと思う。一方でウェブ上に酷評を載せていたユーザーが多数いたので、評価はかなり別れるところなのかもしれない。

アメリカ史博物館
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マラソンの日程とニューヨークキャリアトリップの合間を縫ってワシントンDCに1泊してきた。1月11日13時57分オーランド発のSilver Meteor98に乗り、ワシントンDCのユニオン駅に翌12日の午前8時前に到着。スーツケースを携えていたので宿泊予定のHostelling International Washington DCにタクシーで向かい、荷物だけ先に置かせてもらえるよう頼んだ。フロントで話したところ、チェックイン予定のベッドに滞在者がいないため、そのままチェックインできるとのこと。夜行列車にコーチクラスという座席のみの券で乗っていたので、疲れを取るために昼までベッドで寝た。

すっきり起きた後は、ガイドブックで見て興味を持った国立航空宇宙博物館を見学しに行った。ワシントンDCはスミソニアンという18の美術館、博物館、動物園群があり、観光客は興味に応じてその中の建物を回っている。料金を取らないところが多く、取るところでも任意の寄付によっていたりする。一部所定の料金を取るニューヨークの美術館、博物館と違い、お金を払わず展示物を見学できるのは良い。航空宇宙博物館はロケットや飛行機等の展示の見学、シミュレーターやIMAXシアターの体験等ができて面白いのだが、さすがに飛行機やロケットに熱を上げる年齢は過ぎてしまったようで、熱狂的に見ることはできなかった。シミュレーターやIMAXシアターは別途料金を支払って入場する仕組みになっていたのでパスした。

来館者はやはり小さい男の子連れの家族が多かった。自分も小さい頃はこういう展示がとても好きだったので、子供が興味を持ちそうな展示を見せに親がここへ連れてくるのは分かる。男の子二人連れの父親は、二人と手をつないで仲良くカフェテリアへ向かっていた。日本でも珍しくない光景だとは思うが、こちらは父親の育児参加が日本に比べて積極的に行われている印象がある。特に、飛行機やロケットのような男のロマン的展示物の見学は、母親より父親が連れてくる方がお互いに興味を分かち合えて良さそうだ。ただ、二人の男の子連れの父親は、弟の方が「ウォーッ」とロケットの周りを走り回っているときに、「もう飯食いに行くぞー。。」と若干持て余し気味ではあった。その辺りの対処は母親の方が上手いのかもしれない。

航空宇宙博物館を出た後は、ジョージタウン大学MSFSという国際関係大学院に在籍している1年生に会うため、DCの中心部から少し離れたジョージタウンへ向かった。待ち合わせまで時間があったので、ジョージタウン大学が運営するMcDonough School of Businessを見学した。通常ビジネススクールは卒業生の寄付が学内で一番多いため、建物や設備が学内一立派になることが多いそうだが、ジョージタウンもそこは同じだった。吹き抜けのある大きな建物に、国連の会議場を思わせる大きな円卓状の教室やたくさんのガラス張りのグループミーティングルーム等が入っている。ビジネススクールの中をきちんと見たのは初めてだったので、「これがビジネススクールの規模か」とただただ感心してしまった。

MSFSの学生と合流した後は、DCの中心部にあるデュポンサークルというところでベトナム料理を食べ、コーヒーを飲みながら話して22時頃に別れた。お互いの大学院事情について情報交換をしたが、FletcherもMSFSも授業科目の内容は大分似ているようだった。どちらもアメリカの外交官を多く輩出する大学院として有名で、経済学科目よりも政治学科目に重点が置かれているので、特徴はよく似ているのだと思う。ジョンズホプキンズのSAISコロンビアのSIPAになるともう少し経済学科目に比重が置かれている印象がある。ベトナム料理屋では客人ということでごちそうになってしまった。ありがとうございました。

ワシントンDC ユニオン駅前
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国立航空宇宙博物館(外観)
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国立航空宇宙博物館(内観)
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ジョージタウン大学本部キャンパス
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McDonough School of Business
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Walt Disney World Marathonを走ってきた。内容は散々で、タイムは5時間36分だった。予定していた5分30秒で走り続けていたところ、折り返し地点到達前に失速、そのままタイムを落としながら足を引きずってゴールした。前回の北海道マラソンでは30km地点で同じような状態になり、4時間58分でゴールしたので、前回よりも持久力が足りなかったことになる。練習が直前になったので出来が悪いのは仕方ないのだが、アップダウンの激しいセントラルパークでの30km走を3時間強で走れていたので、早い時点での失速は残念だった。

タイムは誇れるものではなかったが、この大会の制限時間は7時間だったので、ミッキーマウスをかたどったフィニッシャーズメダルをもらうことができた。5時間制限の北海道マラソンのメダルとは感動度合いがかなり違うが、メダルのデザインに惹かれてエントリーしたところもあるので、もらえたことは素直に嬉しい。

次回は3月にHonda LA Marathonがあるので、2ヶ月できちんと調整して出ることにしたい。せめて30km地点までは目標ペースで走らないとタイム更新もできないので、ボストンに帰ったら10-30kmの距離を可能な限り練習だ。スピードを殺さずに距離を伸ばすために、1km×5のインターバル等も入れてみたい。

Walt Disney Marathon スタート地点
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長かったニューヨーク滞在も終わり、1月6日15時15分発のアムトラックSilver Meteorでニューヨークペンシルバニア駅からフロリダ州のオーランド(Orlando)へ向けて出発した。途中何か面白いことがあれば良かったのだが、座席が通路側だった上に停車中一度も外へ出なかったので、列車を降りたときはオーランドという結末だった。21時間40分の乗車で車中一泊という行程だったが、前回の全米一周旅行のときより疲れた。多分前回は乗車を重ねる中で旅慣れていったからだと思う。今回は隣に人がいて、十分にスペースを取って寝られなかったこも大きい。今回の旅行で一応通常の全米一周時に乗車する列車には乗れたことになる。前回全てに乗れなかったのは、今だに続くニューオーリンズ−マイアミ間で行われているハリケーンカトリーナ被害に関する復旧作業のためだ。

オーランドには予定より少し遅れて13時過ぎに到着した。アメリカの路線にしては良い方だと思う。アムトラックの駅は市街地と前々関係ないところにあるので、20ドルの乗合シャトルでホテルまで行くことにした。ただ、乗合といっても乗客は皆地元の人達だったようで、自分以外の乗客にはほとんど迎えが来ていたため、シャトルに乗ったのは自分1人だけだった。宿泊先はインターナショナルドライブというリゾートホテルが密集した地域にあるRamada Convention Center I-Driveというホテル。あいにくオーランドでホステルを見つけることができなかったので、ホテルの中で一番安いところにした。ここは一泊50ドル程度で、ニューヨークのホステルのピーク時と同じぐらい。

チェックインした後は、2日後に参加予定のWalt Disney World Marathonのゼッケンを受け取りに、タクシーでディズニーワールドまで行ってきた。ここはディズニーランドではなくディズニーワールドなので、施設の規模も大きく、複数の施設が広い敷地内に点在している。マラソンのゼッケンを受け取る場所の住所が事務局からのメールに記載されていなかったので、仕方なくEPCOTという4つあるディズニーワールド内テーマパークの1つに行き、そこから道を聞いてシャトルバスでゼッケンのピックアップ場所まで行った。

ゼッケンのピックアップ会場はESPN Wide World of Sports Complexというところで、色々なスポーツイベントが開催されるところらしい。会場の脇には大きな芝のグランドがあり、テレビ画面でそこで行われたサッカーやバスケットボールの試合のビデオを流していた。Walt Disney World Marathonは16,000人程度の参加があるのだが、その前日にハーフ、その前日に5km等と距離別に毎日レースがあるので、総参加人数はかなり多い。自分が行った時間帯もかなり多くの人が並んでいた。今日は明日のハーフと明後日のフルに参加する人達の両方がいた分、特に混んでいたのかもしれない。会場は上手くできていて、ゼッケンや荷物預け用の袋を全て受け取るためには会場で催されているEXPOの展示を全て通らなければならなくなっている。展示にはナイキやミズノ等のスポーツメーカーの展示即売を始め、マラソン用補助食品売り場や他のマラソンイベントの勧誘ブース等、色々な種類のものがあった。面白かったので、無理矢理そこを通されたという感じはしなかった。

今日受け取ったものは、ゼッケン、荷物預け用の透明な袋、ミッキーの長袖Tシャツ、(分厚い)イベントプログラム、月曜日のディズニーワールド無料招待カードだった。無料招待カードは、完走メダルと一緒に提示するとマラソン翌日の月曜日に無料でディズニーワールドへ入れることになっているもの。完走しないことには使えないので、最悪でも7時間以内でゴールするということは果たさないといけない。メダルは絶対にもらっておきたいしディズニーワールドで遊んで元も取らないといけないので、4時間を切れるかどうか以上に完走という課題は重要だ。

Amtrak Orlando駅
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ESPN Wide World of Sports Complex
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会場脇のグランド
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EXPO会場
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今日もランニングは休んだ。今日がマラソン前のニューヨーク滞在最終日だったので、セントラルパークを利用した練習はこれで終了になる。大会前の走行距離は122kmだった。オーランドでは体に負担をかけない範囲でジョグをして、長距離ランと15℃高い現地の気温に慣らしておきたい。

午後は国連ガイドツアーに参加してきた。国連へは大学4年生のときに行ったことがあったのだが、大学院で国際関係や開発について学び始めたところでもあるので、この機会に行ってみたくなったのだ。インターネット上で午後4時からのガイドツアーのチケットが購入できたので、3時頃に国連に到着してしばらく地下1階にあるショップ等で時間を潰した。

ショップのフロアには国連関連のグッズショップ、ブックストア、名物のその場で手紙が出せる郵便局、カフェテリアが並んでいる。グッズショップには大学のブックストアでよく見かけるチョコレートやTシャツがロゴを国連に変えて販売されていた。アメリカの大学グッズはロゴのプリントを変えればどこにでも卸せるよう汎用品化されている。日本では教科書を入れる大学のロゴ入りビニールケースをよく電車等で見かけたが、ああいったものの品揃えがより多いのがアメリカのショップだ。郵便局には絶滅危惧種の動物の写真やイラストを集めた国連オリジナルの切手が並んでいた。面白いとは思ったのだが、買おうとまでは思わなかった。子供の頃なら欲しかったに違いないのだが。

ガイドツアーは思ったよりもすごく充実していて面白かった。自分自身も前回とは比べ物にならないくらい集中してガイドの説明を聞いた。ガイドは一般的な国連の知識について説明して回ったのだが、クイズ形式で国連の加盟国数、公用語、アルファベット順に並んだ国旗群の最初の国旗が表す国等について参加者に聞いてきて、一々反応してしまった。答はそれぞれ192ヵ国、英語/フランス語/スペイン語/中国語/ロシア語/アラビア語、アフガニスタンだそう。公用語は第二次大戦の戦勝国、ヨーロッパという括りで考えるとアラビア語が出てこない。アラビア語は後で追加された言語だそう。

国連本部の概要の他にミレニアム開発計画PKOUNICEF等についての説明も受けたが、それぞれ大枠の話を聞いているだけの割に興味深かった。特にPKOの話はこれまで触れたことのない安全保障に関する内容だったので、純粋に関心が持てた。Fletcherで国連の活動や安全保障に関して学ぶことができるので、機会を見つけて関連する科目を履修してみたい。International Finance and BankingのCertificateを取るために履修科目ががんじがらめになってしまっているが、その中にいくつか潜り込ませることができると思う。今月後半から始まる春学期では、国連で勤務した経験を有するIan Johnstone教授によるL220 International Organizationsという科目もある。1学期に4単位しか取れないのでこれを履修してもCertificateや専攻の要件を満たせるかどうか確認が必要だが、可能であれば履修したい。もし現時点での履修が微妙なら、来年の春学期に履修する手もある。

国連本部
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国連総会会議場
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国連安全保障理事会会議場
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国連前モニュメント
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