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今日はOCSのスタッフによる国連の採用プロセスに関する説明があったので参加した。内容は主に国連機関の種類と採用方法の種類、インターン及び本採用に向けての採用スケジュールだった。スケジュールについては、夏のインターンの締切を1月31日としている機関が多いらしく、12月から1月にかけてが出願のピークになりそうだ。ADB (Asian Development Bank)等、機関によっては大学院に人数割当を行っているところもあるようで、その場合はOCSを通じて応募する形式になるとのこと。大学院内でも競争が起きることになりそうだ。

国連機関は数多くあるが、国連高等難民弁務官事務所 (UNHCR)、国連開発計画 (UNDP)等はFletcherから輩出した実績がある程度多いらしい。OBとのネットワーキングや応募書類の記入方法を含め、どのように国連機関にアプライしていくかについてスタッフが説明していた。国連が採用において求める条件は下記の通り。

応募要件
・職務に関連した能力
・3年以上の職務経験
・言語能力
・国連でのインターン経験
(国連ボランティアとしての短期的な勤務経験、関連するNGOにおける勤務経験等)

UN Secretariatによる採用方法
競争試験
・年1回秋に開催
・P-2レベル=32才までの年齢制限
・出資比率に応じた職員の比率を達成していない国籍の者に資格
・試験分野は採用予定職種のニーズによって決まる
・合格者はロースターに名前が掲載され、空席が出た際に採用

JPO
・競争試験と同じく理想的な職員比率を満たしていない国の政府が実施
・JPOに関するウェブ、各国政府のウェブを個別に参照
・日本を含む23ヵ国の政府と個別契約を締結の上実施

空席公募
・特定の職種募集
・ロースターを利用した一般採用

UNDPに関しては、特に下記の採用プロセスが設けられているとのこと。
・LEAD (2010中頃から開始される採用プログラム)
・JPO
・空席公募

国連の職種に応募する場合は、文書作成が非常に重要だと担当者は言っていた。UN Secretariatに提出する文書であるPersonal History Profile (PHP)、UNDP/UNEPといったプログラム向けの応募にはP-11というフォームを作成する必要があるそうだ。恐らく求められる語数も多いだろうし、推敲も含めると作成には時間がかかりそうだ。

最後に国連でのインターンへの申込手順に関する説明があった。

応募手順
・オンラインによる応募
・資格要件の確認
-欧州所在の機関への応募に関する追加書類-
・Fletcherによるサポートレターの提出
・レファレンスレターまたはレファレンス先の提示
・ライティングサンプル
・成績証明書

Hiring Overviewという名前の通り、概観しか教えてもらえなかったのは残念だったが、これからインターンの応募に臨む1年生に取っては丁度良い情報量だったかもしれない。国際機関の中にはFletcherが採用枠を持っているところがあるようで、まずそこに入ることが必要になりそうだ。国際機関の世界では、学内でも学外でも高倍率の競争になることは避けられないと思う。
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入学して1ヵ月も経たないうちにもう試験が迫ってきた。試験があるのはE210m Quantitative MethodsとE240 Development Economicsで、どちらも小テストに当たるQuizという位置付け。ただ、QUizとは言っても期末の成績評価に占める割合はそれぞれ30%以上あるので、甘く見られない。

E210m Quantitative Methodsは、経済学に使用する数学の基礎知識を扱うもので、対数や微分が中心になっている。E210に続くmはmodule courseの意味で、学期の前半か後半に集中的に講義が行われる。module classは半期で終わるということで0.5単位換算なのだが、その数字が割に合わないぐらい内容が大変だ。このE210mについては、火、木、金曜日の午後12時30分から13時45分に授業が入っていて、週2回の他の授業に比べて毎週1.5倍のスピードで進んでいく。試験についても、学期の1/4が終わるところで中間試験、半分が終わるところで期末試験というペースになる。E210mについては、まだ授業に慣れるか慣れないかのところでいきなり成績の35%を決めるQuizが今週木曜日に行われる。少し大変だが、他の授業の課題を少し遅らせ気味にして、今日明日でこれまでに提出した宿題と去年の試験問題を解き直して、合計3回転したところで試験に臨もうと思う。苦手分野はとにかく繰り返して覚えるしかない。

E240 Development Economicsも試験が迫っている。こちらは1学期を通じて講義を受けるものなのでペースは普通なのだが、試験がQuiz 3つに分けられているので、最初の試験の到来が早い。それぞれの出題範囲が3分割されるので有難いのだが、こちらもやはりすぐに試験が迫ってくる点で憂うつにさせる。教授はえらくフレキシブルで、昨日の授業では「Quizは今週水曜日に予定していたけど来週月曜日にして、水曜日はガーナのケーススタディをやります。ただ、状況によっては今週水曜日にQuizもやってしまうかも。まだ決心は付いていません。」と言っていた。そう言わず、とにかく早く決心してほしい。Quantitative Methodsの試験と連日になってもいいから、この日にやるとだけはっきり言ってもらわないと、勉強の仕様がない。アメリカで驚いたことについての体験談を聞いているときは面白いのだが、自分が体験する側になると本当に大変だ。煮え切らない説明で困ってしまった。

E240は直近でProblem Setという宿題を提出したので、抜き打ちで水曜日に試験が来ても記憶に新しい分大丈夫という前提で、Quatitative Methodsの試験勉強に集中しようと思う。これでE240が抜き打ちで試験を行ってきたら、教授でなくアメリカ文化を恨むことにしたい。
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今日の昼、Office of Career Service (OCS)が主催する世界銀行のインフォメーションセッションがあったので、参加してきた。Fletcherの卒業生は民間、政府機関、国際機関、NGOの4分野に主に散っていくが、今回は国際機関を志望する学生が途上国中心に集まっていた。自分も幅広く業界に当たり、情報収集を行うためにこれに参加した。

説明を行ったのはFletcher出身の世銀のミッドキャリアクラスのアメリカ人。冗談を交えて楽しく話をしてくれた。世界銀行職員の出身国別割合が各国の出資金額見合いのクォータ制になっていることは有名だが、今回もその話が出た。特に日本、ドイツ等の出身者が出資比率に対して不足しているので、それらの国籍を持っているのであればぜひ積極的に出願してほしいと言っていた。

職種については、環境やネットワークインフラ等の流行りものに限らず、自分達がFletcherで勉強している事柄であれば何でも世界銀行のポジションに当てはまるとの説明をしていた。学生一人一人をランダムに当てて、専攻を聞いた上でそれぞれに当てはまる職種を答えていた。学生の回答が何であれ、自分の論旨に持っていく手法は、学生の関心を強く引き寄せていた。語気の強弱、冗談のタイミング、聴衆を巻き込むインタラクティブな進め方等、見習うべき点がたくさんあった。「日本人はプレゼンが下手」という日本のビジネス本等で使われるコピーは嫌いなのだが、やはり日本人の感覚では表現できない効果的なプレゼンの手法というのはあると思う。

世銀に限らず、就職活動全般において価値があると思われる情報提供も行ってくれた。先ず、インタビュアーが分かったら必ずその人のバックグラウンドを調べること。共通の話題等が持てれば印象にも残るし、能力で他の志願者と同一レベルと見なされた場合に優先して拾ってもらえる可能性もある。また、面接が終わったらEメールでも手紙でも良いので必ずお礼状を出せと言っていた。これは皆やっていそうなのだが、意外に実行している人は少ないとのこと。説明者は一度ももらったことがないと言っていた。確かに自分が採用担当者なら面接をどう感じたか等のフィードバックがあると嬉しいし、他の多くの志願者の中でも強く印象にも残る。これは最低限実行したい。

Fletcher卒業生とのネットワーキング等におけるEメールの書き方にも言及していた。世銀の職員は中堅レベルで100通以上、シニアレベルになると数百通のEメールを1日に受け取るので、内容はスクロールしなくても読めるぐらいの簡潔なものにすべきとのことだった。また、スペルミスを見つけた瞬間にそのメールは捨てるとも言っていた。多くの学生からのメールを読まなければならない中で、これは最低限のスクリーニングなのだろう。この点も気をつけなければならない。

また、世銀のウェブ上のジョブポスティングに対する返答の仕方についても言及があった。世銀は出願者数が多く、1件の募集に対して500通程度の応募が来るため、採用部門が審査する前に人事部門がプレスクリーニングをかけてショートリストを作るとのことだった。この過程では専門性のない担当者が履歴書とカバーレターを次々に裁くため、募集職種と経歴が強く関連していることを示せと言っていた。具体的な方法は、募集要項にあるキーワードをそのまま履歴書とカバーレターに含ませること。これによって、募集分野の知識がない人事部門の担当者が適格な応募者と判断してくれる可能性が高まるとのことだった。採用担当者側のみが知る、的を射た有用な手法だと思った。

最後に採用プロセスとインターンの話が出た。採用方法は下記の通り。

Formal
・YP (Young Professional): 32才以下で修士以上の資格取得者
・JPA (Junior Professional Associate): 28才以下の学士取得者で、大学院にフルタイムで在籍

Informal
・STCs (Short-term Consultants): 短期契約の現地コンサルタント。プロジェクト毎に人材を募る。サマーインターンと代替可能。
・ETCs (Extended-term Consultants): STCsよりも長期間のプロジェクトに携わるコンサルタント職。

YPの募集は夏、インターンの募集は1月31日が締切とのことだった。説明者は特にSTCsでインターンを獲得することを強く勧めていた。背景にはYPやJPAの倍率が非常に高いということがあるからだと思われる。実際にSTCsを経験してYPに採用された職員のケースも紹介していた。

こういったインフォメーションセッション等は今後もOCSが定期的に開催してくれる。できるだけ選り好みせず、様々な業界の情報を得たい。次回のインフォメーションセッションは国連開発計画(UNDP)。Fletcherの特色から、国際機関系のイベントが多い。
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土曜日の日中はSocial EventとしてFletcherのグランドで行われていたソフトボール/キックボール(日本のキックベース)大会に参加した。女の学生が多く参加するということでソフトボールがキックボールに変わり、4チームに分かれての対抗戦をすることになっていたのだが、寝坊したせいでキックボールに完全に乗り遅れてしまった。前日のポーカーの後でかなり疲れていたようで、起きたら開始時間の13時を大幅に過ぎた14時だった。

あきらめて洗濯をしていると、歓声が寮の庭まで響いてきてとても楽しそうに見える。自業自得なので、仕方ないと悲しんでいると、いつの間にかキックボールが終わり、16時頃から6-7人の有志でソフトボールを始めるのが見えた。どうしてもやりたくなったので、ジャージに着替えてグローブを持ち、Fletcher Fieldに行って仲間に入れてもらった。久しぶりにフライを取ったりバッティングをしたりして、本当に楽しかった。

メンバーの中には1人女の学生がいたのだが、ソフトボールを本格的にやっていたようで、守備が上手く、肩もとても強かった。日本でプレーしたらかなり高いレベルの学校や社会人チームでプレーできるんじゃないかというぐらいの能力だった。こんなレベルの人がその辺にごろごろいるのがアメリカなんだな、と人種的な能力の違いを痛感した。素人の男の学生も、打った球をかなり遠くに飛ばす。学校のチームでプレーしたことはないと言っていたのに、自分よりも飛距離が出る。体格や筋力の差は特に男では大きいと思った。

プレーし終わって皆でベンチに集まると、「お前はイチローみたいなプレーをするな!」と声をかけてくれた。自分は決して上手くないのだが、小刻みにヒットを打ったり大ざっぱでない守備をする日本人は皆イチローのように見えるらしい。それよりも、人気が落ちているメジャーリーグでプレーしている日本人選手を知ってくれていることが嬉しかった。アメリカは今NFLの真っ最中で、皆の心は完全にそちらへ行っていると思っていた。プレーしていた学生の一人は日本のサッカー選手にも詳しく、自分が野球とサッカーが日本ではメジャーなスポーツと答えると、日本代表だったモスクワの本田や他の選手の名前を挙げていた。逆に本田以外は自分の知らない名前ばかりで、知識量がすごいと思った。

ソフトボールに参加して面白かったのは、皆缶ビールを飲みながらプレーしていたことだ。日本では野球道のような規律が暗黙の了解であるので、グランドに物を持ち込むなどあり得ないのだが、こちらではそういう意識はないらしい。皆ビールを右手に、グローブを左手に持ち、補給したら缶ビールを芝生に置いて投げていた。かなりラフなプレースタイルだ。1人参加していた女の学生は、両手にグローブと缶ビールを抱え、口にタバコをくわえてプレーしていた。ここまで来るともうマナーどうこうを超えて面白いものを見ている気になる。

きちんとした試合形式のソフトボールや野球をすることは難しいかもしれないが、レクリエーションレベルのものでも相当面白いので、機会があれば全部参加したい。今度は寝坊しないで。
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金曜日の授業の後、夜8時から日本の友人のつてで親しくしてもらっているアメリカ人の友人達とポーカーをしてきた。ポーカーは数年前にアメリカで流行ったらしく、今もそれなりに人気があるらしい。お金に換算するチップと、誰がディーラーかを決めるチップ等のセットがアタッシュケースに入れて売られているらしく、今回はそれを使った。

ポーカーは日本でやったことがあったので、多分ルールは大丈夫と思って出かけたのだが、実際の手順は全く違っていた。日本で遊び程度にやる場合は、各自に5枚ずつカードを配って、1-2回カードを山から引いて交換するというのが主流だと思うが、本式のやり方は少し違う。先ずディーラーが2枚ずつカードを配り、誰がディールに参加するかをチップを置いて決めた上で、場に3枚のカードを並べて手持ちのカードとの組み合わせを見る。その上でまたチップを上乗せする(Raise)か、提示したチップのまま参加する(Check)か、場から降りる(Fold)かを決める。誰かがRaiseした場合は、その金額に合わせて金額を上乗せ(Call)しなければ参加し続けることができない。その後場に1枚カードを追加し、また手持ちのカードと4枚を比べてRaise、Check、Foldを判断し、全員が判断したところでもう1枚を場に出す。5枚が揃ったところで再度最終的な判断をして、Raise、Check、Foldを決め、残っているプレーヤーの中で誰のカードが強いかを決める。

カードの組み合わせは自分のカード2枚と場に出されている5枚のカードのうち自由に選ばれた3枚で決める。自分がスペードのA、スペードの5を持っていて、場にダイヤの2、スペードの10、ダイヤの3、スペードの4、スペードの8があった場合、ダイヤの2、ダイヤの3、スペードの4を選ぶことでストレート、スペードの10、スペードの4、スペードの8を選ぶことでフラッシュになる。実際は強い方の手が自動的に選ばれるので、この場合はフラッシュが選択されて、他のプレーヤーの手と比べて勝敗を決める。これを順にディーラーを変えながら繰り返すという仕組み。

ポーカーやブラックジャックは、日本で言う麻雀の役割を果たしていると思う。この日は金曜日の夜から土曜日の2時頃までプレーしていたので、日本の徹マンのイメージに近そうだ。今回は運よく6人の中で一番になることができた。ルールがあまり分からない外国人が勝ったので、逆に自分が楽しんでくれたということで皆喜んでくれていた。世話をされているようで何となく悲しいが、異国の地に1人やってきた外国人を楽しませたいという気持ちは嬉しかった。

ポーカーはとても気に入ったので、土曜日の夜も寮の友人達と4人で再度やってみた。チップのセットがないので、1人が持っていた大量のペニー(1セント硬貨)を使ってプレーした。手順を教えながらやったのに、ルールを知っていた自分が今回は逆に惨敗だった。長いスパンでずっとやらない限りは、ほとんど確率に集約して知識や判断力はあまり影響しないと思う。あまりはまってしまわないようにしたいが、会話しながらプレーすることができるし、友人と交流しながら行える息抜きとして、とても良いゲームだと思う。
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FletcherはEdwin Ginn Libraryという付属の図書館を持っている。Fletcherのカリキュラムに関連する教科書や参考文献が収められていて、貸出を受けることが可能だが、多くの学生は勉強のためのスペースとして活用している。自分もその一人。金曜日、土曜日以外は午前1時まで空いているので、ぎりぎりまで粘って帰って寝るという生活をしている。寮のBlakeley HallはGinn Libraryの隣にあって、徒歩20秒という好立地なので、寮生はかなり遅くまで図書館で勉強している。

自分は色々な誘惑を受ける寮の部屋よりは図書館の方が緊張感があって好きなので、よく入り浸っている。日本にいたときも、大抵は出身大学の図書館や、電車で2駅+徒歩15分という辺鄙な場所にある区立図書館にわざわざ行って勉強していた。図書館が馴染む自分にとっては、かつてない距離に存在してくれているGinn Libraryがとてもありがたい。

図書館にはいつもたくさん人がいるのだが、いつもいる学生は大体決まっている。自分と同じ図書館派の寮生で、12時頃までは皆黙々と勉強している。50人程度の寮生の中で10人程度が図書館の固定客だと思うので、それ以外の人は皆寮の部屋で勉強しているのだろう。誘惑に負けず勉強できるのはうらやましい。

Ginn Libraryはとても新しくてきれいなので、その点も気に入っている。出身大学の図書館に比べると居心地の良さが全く違う。新しいだけでなく、大学院の図書館としての雰囲気も兼ね備えているので、良い趣がある。数学の宿題をやっているだけなのに、高尚な学問の世界に浸っているような気にさえなってしまう。

国際関係に特化した蔵書も勉強の助けになってありがたいが、授業で課されるリーディングについては全て事前にBlackboardと呼ばれるウェブ掲示板にPDFがアップロードされるので、わざわざ借りたりコピーしたりする必要はない。蔵書が威力を発揮するのはリサーチペーパーや修士論文執筆のときになるのだろう。
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Fletcherの成績は5段階で付けられる形になっている。区分はA、A-、B+、B、B-で、ありがたいことにCが存在しない。Fletcher側でGPA(Grade Point Average、A=4、B=3、C=2)換算をすることもなく、学生の成績が順位に表わされない。就職活動の際にGPAを求められた場合には自分で計算しなさいという指示がオリエンテーションで行われていた。換算すると、A=4、A-=3.67、B+=3.33、B=3、B-=2.67ということになる。一番悪い成績でB-=2.67だから、GPAの平均値はかなり高くなると思う。

単位の方も、まともに課題と試験をこなしていて落とすことはまずないらしい。去年はカンニング等のHonor Code違反で単位を落とした学生以外は無事に全単位を取ったようだ。単位数ぎりぎりの科目しか履修できない仕組みになっているので、大学院側も1単位の不足で1年卒業が延びること等がないよう配慮しているのだと思う。緊張感はあるが、やればきちんと単位をもらえるということで、多少の安心感はある。

単位の取得が難しくないとは言え、良い成績を取ることはやはり難しいらしい。Aに関しては限られた学生しかもらうことができないようで、大体はA-とBの間に落ち着くような印象がある。PhDや奨学金の取得を目指さない限りは成績は特に重要ではないのだが、受けるからには良い成績を取ってみたい。理想はAを並べることだが、それは現実的でないので、せめてA-平均ぐらいには収めたい。その中でAが幾つか見られるような成績にできればきっと成功だと思う。

PhDは奨学金についても、考えていない訳ではない。私費留学だし、2年次の外部からの奨学金についてはぜひアプライしておきたい。専攻の教授の推薦状も必要になるので、Development EconomicsとInternational Business Relationsの担当教授、Steven BlockとLaurent Jacqueの授業は特に気合いを入れて受けた方が良い。PhDについては、今は考えていないとしても、将来必要を感じて出願することになるかもしれない。思い立ったときにPhDの選択肢を残しておけるよう、良い成績を取っておくことは必要だと思う。

学部時代のGPAは3.55だった。大学によって単位取得の厳しさは全く異なって当然だが、この成績はFletcherの合格者の中では高い方ではない。ウェブサイトによると、中位50%の学生のGPAのレンジは3.4-3.8だそう。学部の成績を見る限りは皆集中して勉強することを得意としていると思うので、Fletcherが順位を付けないとは言え、競争はなかなか厳しいと思う。

寮のメンバーにしても、必ず予習をしてから授業に臨んでいたり、時間があればすぐ図書館に駆け込んで勉強していたりする。図書館は午前1時まで開いているのだが、0時頃までたくさんの学生が勉強している。皆手ごわそうだが、逆に刺激を受けられる環境にいるメリットも感じるので、他の学生の姿勢に脅威を感じながら勉強に打ち込みたい。
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アメリカの大学院では、授業で説明された内容を復習するためのレビューセッションというものが設けられている。セッションは各授業について毎週開催されていて、学生の時間割を考えて2回設定してくれているものもある。セッションを担当するのは2年生のTAで、出された課題の解答方法や、授業の内容の要約等をしてくれる。教授ほど内容に習熟している訳ではないし、教えてくれるのは学生に過ぎないのだが、授業を聞くだけでは理解に不安があるので、できるだけ出席するようにしている。

木曜日の今日はE210m Quantitative Methodsの授業だけだったのだが、レビューセッションが2つ組まれていたので、かなりの時間教室にいることになった。結局は学生が学生に教えるセッションなので、あまり効果があるものではないのだが、宿題の解答方法等はここで確認する必要があるので、皆熱心にノートを取っていたりする。自分も自信のないQuantitative Methodsについてはできるだけノートを取った。

レビューセッションのシステムは専らTAの資質に左右されるので、頼りにすることは難しいのだが、大勢の前で教壇に立ち、問題を解いて見せる姿は立派だと思う。学生から出る質問も初歩的なものや的を外したものが多いので対処が大変なのだが、それぞれの科目のTAは真摯に対応しているように見える。授業のフォローアップという意味では物足りなさを感じてしまうが、基礎知識がほぼ同一の学生を相手に可能な限りの予習をしてセッションに臨んでいるTAの姿勢は見習うところがあるように感じた。

自分は私費留学なので、資金面の援助が得られるTAの仕事は少し関心があるのだが、知識以上に言葉の成約がかなり大きいように思う。授業で発言したり質問したりする側から、説明して質問に答える側になるのは、見た目以上に難しい気がする。態度は立派だとしても、学生から全幅の信頼を寄せられているとは言えない各TAを見ていると、良い修行にはなっても完璧にこなすことはできない職種だと思う。
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B200 Foundations in Financial Accounting and Corporate Financeはビジネススクール形式のケーススタディをグループで行う形式になっている。月曜日の授業の後にグループが発表され、水曜日にはケースの内容について授業で話し合うというスケジュールになっていたので、グループの4人で火曜日の時間をやりくりして何とか30分だけ話し合いの時間を持った。

ケースの分量は4ページ程度で、読むことは特に大変ではなかったのだが、何が論点でどういう意見を言えば良いのかそれぞれに分からなかったので、あまり建設的な議論にはならなかった。ただ、対象企業が現在の取引先金融機関に借入金の残高制限を課されているせいでキャッシュが回らず、資金不足を買掛金の増加で賄っているという点は明確な問題点として記載されていた。とにかく問題は新しい金融機関に取引先を変更することで運転資金不足を解消するという措置が妥当かを判断するものだというところまで話して、どうすべきかまでは結論づけずに議論を終了した。

答は出せなかったが問題の意図するところは分かったので良かったと勝手に満足していたのだが、今日になってグループの1人が「問題はシラバスの10ページに出てたよ」と教えてくれた。びっくりして見てみると確かに3問書いてある。。。不注意で肝心な問題の箇所を見逃していた。間に合わないかもしれないと思ったのだが、一応午前中の授業の後に回答をエクセルに作ってみた。運転資金のプロジェクションが求められる内容だと思ったので、その辺りについて色々と作業してみたのだが、時間切れで完成できなかった。

ありがたいことに、授業ではあまり詳細な内容に触れることなく、流動比率と当座比率を使って企業の直近の状況を計算してみましょうということで終わった。ディスカッションの最初には教授がケースに書いてあることを何でも発言しなさいと言っていたのだが、教授の言う"What do you tell Mr. Butler (→対象会社の社長の名前)?"という質問に対して具体的に何を言えば良いのか分からず、他の学生が手を挙げて話すのを聞いているだけになってしまった。結局挽回のために、「これはどういう意味か?」といった簡潔に答えられる1問1答式の質問に2つ答えて終わった。1授業2発言という目標の達成は難しくないかもしれないが、授業の重要な場面で影響の大きい意見を言うのはかなり難しいと思う。もう少し度胸と準備が必要だ。
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Reading
学期が始まってから徐々に求められるリーディングの量が増えていっている。1日平均100ページが標準レベルとのことで、日々それをこなせなければ必然的に未読のものがたまっていってしまう。リーディングの指示はRequiredとRecommendedに分かれていて、最低限Requiredを読んでいれば対応できるようになっているのだが、Requiredだけでも教科書や論文の数、量が信じられないくらい多い。まだペースがつかめていないので、作戦を立てて内容を全て把握できるようにしないといけない。

教科書
各科目の教科書を週に1章読む流れになっている。全体のリーディングに占める割合は多くないが、それでも内容をきちんと把握して授業に関連する事項を予め押さえておこうとすると骨が折れる。教科書を出版する側は学生が求められるリーディングの量とペースを理解しているので、末尾には必ずサマリーが付いている。リーディングが間に合わなくても、最低限ここだけは読んで概要を把握しておいた方が良いと思う。

論文
教科書に登場する主要なコンセプトや授業で扱う項目について書かれた論文を週に数点読む必要がある。教科書を押さえていれば各論文の焦点は理解できるのだが、要約的に書かれた教科書の知識について背景や根本となる概念を把握するためには、やはり読んでおかないといけない。論文については、教科書と同様にAbstractやConclusionといった文章の骨子を端的にまとめた箇所が必ず示されているので、できる限りリーディングに取り組んで、間に合わなければその部分だけでも読むようにしておいた方が良いと思う。

Problem Set
リーディングに加えて、毎週Problem Setと呼ばれる問題演習の課題が出される。特に自分が履修しているEconomics and International Business (EIB)部門のコースでは計算問題に習熟しておく必要があるので、この割合が他の授業に比べて多い。この2週間で既にE210m Quantitative Methodsで1回、B200 Foundations in Financial Accounting and Corporate Financeで2回の提出があった。現時点でもE210mについて1回、E240 Development Economicsで1回の提出予定がある。こちらは大変と言えば大変だが、とにかくこなして提出すれば良いので、次から次に出されて内容把握ができているかどうかも分からないリーディングに比べると取り組みやすいとは言える。

今自分の課題になっているのは、やはりリーディングだと思う。ただ読むだけでなく、時間の許す限り自分でサマリーを作ってみたり、読んだ内容を頭の中で反芻するようにするなどして、1つ1つのリーディング課題の概要を常にアウトプットできるようにしておく必要がある。細かな工夫を行いながらペースをつかみたいが、それと同時にとにかく読むことに時間を割かなければならない。
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