カテゴリ:日常生活( 23 )

帰国を前に、これまで一度は行っておこうと思いながら延ばし延ばしになっていたボストン美術館へ行ってきた。ボストン美術館は日本との縁が強い美術館で、明治時代に岡倉天心の尽力で日本美術が数多く紹介されてきたそう。色々と日本美術を見られればと思って出かけてみたのだが、実際のところそれほど日本またはアジアの美術品はなかった。土地柄的にアメリカ大陸の美術や植民地時代のニューイングランドの作品が多く、日本美術の作品は期間限定の個展のようなところで紹介されている程度だった。

全体の作品群の中では、近代のアメリカ人画家の作品が良かった。特にアメリカの印象派的なタッチで描いているものは、都会や田舎の風景を描いたヨーロッパの印象派の作品よりも背景に自然が多く用いられていて、当時のアメリカの雰囲気を感じ取ることができた。アメリカはほぼ全土が既に近代化されているが、自然と人間が一体となって暮らしていた頃の風景がヨーロッパの風景と対照的で、新しい感動を観る人に与えると思う。誰が描いたものだったかをきちんとチェックしておけば良かった。インターネットで調べれば出てくると思うので、時間があるときにチェックしてみるようにしたい。

Boston Museum of Fine Arts 玄関
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卒業式から帰国日までの期間にやり残したボストン観光をやり切ってしまおうということで、今日はBoston Red Soxの試合を観に行ってきた。これまでSeattle Mariners、New York Mets、Yankeesの試合を観に行ったことはあったのだが、肝心のRed Soxの試合を観ないまま2年間を過ごしてしまったので、最後のチャンスだと思ってチケットを取った。試合は日曜日のデーゲームで若干暑かったが、家族連れなどで来ているファンの雰囲気が心地よく、ナイトゲームよりも格段に楽しめたと思う。

対戦相手はTampa Bay Raysで、メジャーリーグにしてはかなりの低得点ゲームだった。6回まではRays 1-0 Red Soxで、高校野球のような早いテンポで試合が進んでいった。RaysのHellicksonというピッチャーが良く、ス70%の確率でストライクを取ってポンポンとアウトを取っていた。三振は少なかったのだが、Red Soxの打者がかなりの割合で浅いフライを打ち上げてしまい、ほとんど得点圏にランナーを進められなかった。7回表にRaysに追加点を与えられて0-2となったが、7回裏に突然Hellicksonの調子が崩れ、フォアボールとヒットで1、2塁とした後、Gonzalezがグリーンモンスターのポール際を越えるホームランを打ち、3-2と逆転した。Hellicksonは続投したのだが、制球が乱れてしまい、途中で交代した。

9回表までは3-2のまま進んだので、このまま勝てると思ったのだが、登板したストッパーのAcevesがフォアボールの後にグリーンモンスター越えのホームランを浴びてしまい、3-4と逆転されてそのまま負けてしまった。Red Soxの勝ちゲームを観られなかったのは残念だが、打線の状態を見るとRaysの方が完全に上回っていたので、必然の結果のように思えた。1チャンスで3点を取ったRed Soxがそのまま逃げ切れればうまく逃げ切ったという結果になったのだが、そうもいかなかった。Red Soxはこの試合で負け越し、American Leagueの最下位継続ということになった。皆強いRed Soxのイメージを持っているし、低迷してもスタンドを満員にする人気を維持しているので、何とかがんばって復活してほしい。

今日の試合で一番良かったと感じたのは、敵チームではあるのだが、Rays先発のHellicksonだった。ラフなセットアップポジションから投球するのだが、ストレートが十分に速いし、制球も良い。6回まではほぼパーフェクトなピッチングだった。Raysの逆転勝ちだったので勝ち負けは付かなかったが、ずっと良いピッチングをしていた分、7回のホームランとその後の制球の乱れを悔やんだと思う。監督から交代を告げられてダグアウトに下がるときに、空を見上げて頬を膨らませながらため息をついている姿に悔しさがにじみ出ていた。調べてみると、この選手は高卒でRaysのファームに入り、前年にメジャーに昇格してアメリカンリーグの新人王を獲得した選手とのことだった。メジャー昇格までに長い期間を要したピッチャーで、今25歳とのことで、今後活躍を続けてほしいと思った。

帰国前ギリギリで何とかRed Soxの試合を観ることができた。Bostonにはアメリカの四大プロスポーツ全てのチームがある希有な都市で、スポーツを観るにはとても良い。MLBが最後の最後になってしまったが、これまでにMBAのBoston Celtics、NFLのNew England Patriots、NHLのBoston Bruinsの試合を観ることができた。全部の試合を観てみて、スタジアムで観戦する価値のあるスポーツは順に①野球、②バスケットボール、③ホッケー、④アメリカンフットボールだと思った。野球は日本のスタジアムよりもフィールドとの距離が近く、スタジアムの一体感とプレーの臨場感を感じやすい。バスケットボールもゲームとファンの熱気が十分に伝わって楽しい。ホッケーはパックの動きが追いづらく、ゴール前で絶えずもみ合いになるため、ゴールのシーンが判別しづらく、あまり盛り上がれない。アメリカンフットボールはスタジアムが大きい上にボールに相当な人数が群がるので、ボールの動きが追いづらく、一つ一つのプレーで10ヤード進んだのかどうかがスタジアムでは識別できない。野球とバスケットボール以外はテレビで観た方が面白いと思う。1回ぐらいは経験として観に行ってみるのもいいと思うが、熱心に通いたくなるほどスタジアムでの感動は得られない。

Fenway Park: 外周道路
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Fenway Park: ライトスタンドから眺めるダイヤモンド
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カリフォルニア州アーバインの町で起こった環境被害に対する訴訟の映画。社会的地位の低い一市民である主人公が、勤務先の弁護士事務所で見つけた書類に基づき調査を進め、深刻で大規模な公害問題を暴いたストーリーが描かれている。地位的に恵まれた立場でなく、言動や服装が他人に不信感を与えるような主人公が、市民の味方として大企業という権力に立ち向かう様が爽快感を与える。被害者数百人の電話番号を全て暗記しているなど、かなり誇張された部分があったものの、基本的なストーリーは事実に基づいているため、納得感を持って観られる。また、慈善活動としてではなく、自分自身の報酬もボーナスとして明確に要求する様子は、良い意味でアメリカ的なストーリーであると感じた。相互に利益があってこそ社会活動は成立するというメッセージが込められているようで、こうした正義感が日本でも定着すれば良いと思った。

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英国王のスピーチの真実 ~ジョージ6世の素顔~ [DVD]

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英国王ジョージ5世の次男として生まれ、長男の国王退任により急遽第二次世界大戦前に英国王となったジョージ6世が、自身の持つ吃音の障害を言語能力療法士とともに克服していく様子を描いた映画。主題は吃音に悩む国王が、国民に響くスピーチをできるよう訓練するというものだが、忍び寄るナチスの脅威の下で、急遽繰り上がりで重責に就かなければならない国王の苦悩や、家族、療法士との心の交流が鮮明に描かれていて、単なる言語能力のトレーニングを超えた、人間ドラマとしての意味が持たされている。主人公はLove Actuallyでホラー小説家をコミカルに演じたコリン・ファースで、知る限りの役柄と異なるシリアスな演技が素晴らしいと感じた。アカデミー賞で主演男優賞を受賞したことにも納得がいく。

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マネーボール [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

予算に制約をもつAuckland AthleticsのGeneral Manager、Billy BeaneがYale大学経済学部卒のアシスタントと共に、統計データに徹底的に基づいたチーム編成により、優勝を目指す物語。事実に基づいたストーリーであり、行き過ぎたサクセスストーリーになっていないところが観る者に納得感を与える。スタンフォードの推薦入学を蹴ってプロに進む道を選んだものの、十分な結果を残せずに選手としてのキャリアを終わらせなければならなかった主人公の後悔を伴う回想シーンが劇中に登場し、主人公の心境をリアルに表現している。リーグ優勝はならなかったものの、アメリカンリーグ史上初のリーグ戦20連勝を記録するなど、誇張がない中にもしっかりとドラマが刻み込まれていて、爽快感を十分に与えてくれる。野球ファンであればもちろん、そうでない者にも感動を与えてくれると思われる映画。マネーボールというタイトルは、この映画の”人は野球に夢を見る”という主題に敢えて対峙する意味を持たせていると最後に気づかされる。

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バンダイビジュアル

70年安保に関わる学生運動が東大安田講堂鎮圧により完全に下火となった1970年前後の学生運動家と、それを追うジャーナリストの行動を中心に描いている。時代背景を映像を通じて鮮明に理解できたことは価値があった。一方で、自分の思想を貫くことができず、逮捕されるや否や身内や関係者を簡単に売ってしまう梅山の人物像にあまりにも失望してしまい、倦怠感だけが残った。未熟な精神を持った学生がにわかに学生運動に憧れるも、現実には組織を統率して理想を実行に映すだけの覚悟も責任感もない、というドキュメンタリー的な意味における描写としては興味深かった。ドラマとしての爽快感や臨場感、哲学的示唆といった意味においては物足りない。

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これまで使っていたMacbook Homeが学期の終わりを待つようにして壊れてしまったので、今日Macbook Pro 2012を買うため、BostonダウンタウンにあるApple Storeに行ってきた。

休日を敢えて避けて行ったので、店内は予想通り空いていた。購入の仕方がよく分からなかったので、以前来たときにレジっぽいものがあったと記憶していた3階に上ってみたのだが、そこは注文した商品の受け取りスペースだということで、1階のMacbookがずらりと並べられているスペースに下り、店員にMacbook Proの13インチを買いたいのだがと話しかけてみた。すると店員は並んでいるMacbookの1つの前に自分を案内し、少し混んでいるのでここで待っていて下さいと言ってその場から離れた。仕組みがよく分からなかったので、目の前にあるMacbookをいじっていたのだが、横を見るとiPadに待ち人数4人と表示されているのを見つけることができ、これが0になると店員が対応してくれるということが分かった。

5分ほどすると店員がやってきて、自分の要望を聞いてくれた。店員は自分が持っているiPhoneを取り出して何やら作業を始めたのだが、15秒ほどしたらその作業が完了し、裏から注文の品が届けられるのでここで少し待っていてくれと言った。商品を待っている間は店員が質問してくるマーケティング的雑談に答えていたのだが、2-3分ほどの間に別の店員が希望の商品を持ってきた。店員は商品のバーコードにiPhoneをかざした上で、自分の提示したクレジットカードをiPhoneに備え付けられたリーダーで読み取って、すぐに決済してしまった。雑談の際に自分が学生であることを言っていたので、学生証を見せることで金額は100ドル引きになっていた。代金は、一緒に購入したMicrosoft Officeと併せて1,400ドル(学割後)、日本円で11万円程度だった。レシートがメールか紙で受け取れると言われたので、メールと答えると、自分の大学のアドレスをiPhoneに打ち込んだ上で、すぐにメールでレシートを送付した。

最後に店員が購入したMacbookとMicrosoft Officeのソフトを入れるためのビニールバッグを持ってきてくれ、購入手続きが完了した。待ち時間を除くとその間わずか5分程度で、効率の良い捌き方に驚いた。特に、レジを通さなくても決済ができてしまうというシステムには驚嘆した。これまで使っていたMacbook Homeは通信販売で買ったので、Apple Storeのこうしたオペレーションシステムは知らなかった。Macbookのサンプルを前に全てのプロセスを完了させるので、客を退屈させないし、客が動かず商品や決済を担当する店員が動くので、客が疲れやストレスを感じることがない。非常に面白く、よくできたシステムだと思う。
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今日は修士論文が通って余りに嬉しかったので、Fletcherから受け取る卒業証書を入れるための額をブックストアで買ってきた。値段は145ドルと無意味に高かった。額自体はどこでも買えるものなのだが、中にFletcherのロゴが金色で印刷された黒い紙の枠が入っているので、Tuftsのブックストアで買う必要があった。木枠の部分は黒地に金色のラインが入った何となく上品で気高そうな雰囲気のものと、さして冴えない黒と茶色のグラデーションが施されたもの、そしてその冴えない枠に光沢がかけられたものの合計3種類が置かれていたが、Fletcher用の額は冴えない方の2種類しか用意されていないそうで、仕方なく冴えない額のうち少しましだと思える光沢付きの方を買った。日本人が作ればもっと見栄えのいいものが安く作れるはずなのだが、ここはクラフトマンシップに欠けるアメリカなので仕方がない。業者は大学のロゴと組み合わせることによっていい商売をしている。
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PCが壊れてしまった。機能は問題ないのだが、電源コードとPC本体の接続部分が機能しなくなってしまい、電源が入らなくなった。電源が切れる直前に作業中のペーパーをGmailアドレスに送ったので、期末ペーパーと修士論文の作業には支障がなかったのだが、これまでに作成したペーパーその他の文書は使えなくなった。電源部分の部品を交換すれば修復できると思うが、帰国までの時間と既に2年近く使ってきたPCであることを考え、新しいPCを買うことで対処しようと思う。次のPCは、Macbook Pro 2012 13inchにする予定。ドル建てで買った方が安いので、アメリカで買って日本に持って帰ることにする。期末までの作業は大学院のデスクトップPCで行うことにした。使い慣れたノートPCに比べると慣れていない分不便だが、多少の不都合は受け入れるしかない。
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2年生になってから住んでいる家に新しいルームメイトが入った。元々Fletcherの卒業生と社会人と自分の3人で住んでいたのだが、Fletcherの卒業生が9月からアメリカで博士課程に進む前に本国のイランに帰ることになったので、3月から1部屋空いている状態だった。新しいルームメイトは、Fletcherの博士課程に在籍するNickというアメリカ人。まだ荷物を運び込んだだけのようで、家にはあまりいないのだが、1度だけタイミングが合って挨拶した。そのときは職業について知らなかったのだが、昨日たまたまFletcherの博士課程に在籍する別の学生にバスの停留所で会い、「Nickがあなたの家に来たでしょう?」と言われ、そこで初めて同じ大学院に在籍していることが分かった。自分が入居したときは特に何も感じなかったのだが、迎える側になると、新しい入居者が自分のせいで家を嫌いにならないか等と余計な心配をしてしまう。最低限、共有スペースを汚さず、音が自分の部屋から漏れないようにしておけば、問題ないとは思うのだが。
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