カテゴリ:大学院出願( 9 )

自分がFletcherのEarly Notificationのプロセスで出願した2009年11月15日から1年が経った。その頃とは生活が大きく変わり過ぎて、たった1年前のことだとは思えない。時間の経過は、期間内に関わる物事の数に比例して長く感じられる。1日を家で本を読んで過ごすより、朝5kmのレースに出た後昼に街で人と会い、午後グループミーティングをして夜にAsia Nightの練習といったスケジュールを過ごす方が長い。実際はこんなに密度の濃い1日を送ったことなどないのだが。

キャンパスビジットを事前にしていたこともあり、出願時点でFletcherでの大学院生活を何となく想像できていた。あまり想像通りだと面白くないのだが、大きくがっかりすることがない分良いと思う。ただ、エッセイに書いた熱意などは簡単に忘れ去って日常に埋没してしまいそうな危機感も同時に持っているので、そこは気を引き締めないといけない。今日出願時のエッセイを改めて読んでみることにしたい。
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大学院出願時のエッセイカウンセリングでお世話になったインターフェイスのAlumni Squareというページに自分の合格体験記が掲載されました。

あまり誇れるStandardized Testのスコアや合否結果ではないのですが、これから受験される方の参考にしていただければと思い、できるだけ具体的に書いています。よかったら覗いてみてください。

インターフェイスはMBA留学を志望する人が大半を占めていて、国際関係や他のMAの出願者が利用することが少ないのですが、社長のデバリエ氏は国際関係大学院のJohns Hopkins SAIS出身ですし、過去にも何人か国際関係大学院に進学された方もいらっしゃいますので、MBA以外の分野に関する知見が少ないわけでは決してありません。

実際、自分も受講してみて本当に満足のいくエッセイを作らせてもらったと思っています。全校合格といった結果にならなかったのは、Standardized Testのスコアが傑出したものでなかったことが最大の理由だと思っています。

最終的にどこを選ぶかは個々の判断ですが、国際関係大学院志望者の方も検討先の1つとして考えていただいて良いのではないかと思います。
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GRE

大学院出願において必要となるStandardized Testと呼ばれる数値化された試験のうち、TOEFLに加えて提出を求められるのがGRE(Graduate Record Examinations)です。ビジネススクールではGMATという専用の試験を受験する必要がありますが、その他の分野の大学院を志望する場合はこのGREを受験することになります。

国際関係大学院の場合は、スクールによってスコア提出に関する要求が異なります。
各大学院の例を比較すると、

a) Harvard Kennedy School of Government-各セクションにおけるPercentile Rank(受験者の中における自分のスコアを下から順に加算したランク)で80%以上
b) Columbia University, SIPA-全受験者提出必須
c) Tufts University, Fletcher School-アメリカ国外の受験者は提出してもしなくても可
b) Georgetown University, MSFS-提出してもしなくても可

といった具合に、a) 提出とともにスコア基準を求めるもの、b) スコア基準はないが全受験者に提出を義務付けるもの、c) 国外受験者の提出を免除するもの、d) 全受験者に対し提出を義務付けないもの、という異なる基準を設けています。

出願先を決めた後、または決める際には、各校のGREに関する要求を精査しておくと良いと思います。GMATをGREに代替して利用することが許されている大学院もありますので、MBAとのDual Degreeや併願を考えている人は、GMATに集中するのも手段として使えます。

下記は試験の詳細です。

受験はCBT(Computer Based Testing)方式になっていて、ウェブサイトから近隣の試験会場での受験を日付・時刻指定で申し込む形を採っています。会場では試験申込時に発行される受験者番号と身分証明書として指定されるパスポートを受付で見せ、試験管に呼ばれた順にコンピュータルームへ入って受験します。

試験科目はVerbal(英語)、Quantitative(数学)、Analytical Writing(AWA)の3つで、それぞれ800、800、6.0満点となっています。
学部レベルの教育を受けたネイティブのアメリカ人を対象に設定されている試験で、特にVerbalとAWAがノンネイティブの受験生には特に難しいものとなっています。一方で数学に関してはアメリカの教育における要求水準が特高くないこともあり、外国人でも満点が狙える構成となっています。

日本人が目指すべき最低限の合格ラインは、Verbal 400、Quantitative 800、AWA 4.0と言われています。アメリカの大学院は出願書類の各要素を総合的に評価するHolistic Approachという手法を採用していますので、GREの点数が悪くても受かる人はいるし、逆に良くても落ちる人もいるといったもののようです。

以下に各セクションの概略を書きます。

① Verbal
語彙問題、読解問題が30問、5択、制限時間30分で出題されます。語彙問題は知っているかいないかの問題が多いので時間はかかりませんが、読解問題は相当なスピードで読まないと時間内に終わりません。ネイティブの読解スピードがなければある程度設問を飛ばさないといけないかもしれません。

語彙問題が特に難しいため、ノンネイティブの受験者が高得点を取るのは非常に難しいです。日本人の場合は800点満点中400点取れば上出来と言われています。

② Quantitative
幾何、数列、文章題、表読取の問題等が28問、5択、制限時間45分で出題されます。
日本の高校レベルの数学をマスターしていれば特に問題ないと言われています。最初の数問での正解数が高いと難問が出るようになりますので、それらを的確に答えていかないと高得点は狙えませんが、一方で1-2問の誤答があっても800点を取ることができる仕組みになっています。

日本人では800点を取る人も多いようですが、それはそれで難しく、700点台後半が取れれば特に問題ないと思います。

③ AWA
Issue、Argumentという2種類のライティングをそれぞれ45分、30分で行います。Issueは短い文章で書かれた課題に対し自由に論述を行うもので、Argumentは論理的誤謬を含む文章を読み、その矛盾点と改善点を論述するものです。

一般にIssueの方が論理矛盾を見つけ出して説明するプロセスが求められるため難しく、日本人の及第点とされる4.0を取る足かせとなることが多いようです。

トップ校になるほどGREの点数に対する評価のウェイトが高くなりますので、特に習熟に時間のかかるVerbalやAWAについては時間をかけて準備するのが良いと思います。
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国際関係大学院で提出が求められるエッセイは①Statement of Purposeと②Policy Memoの2つだけというのが主ですが、大学院によっては③Supplemental Essayというものを課題として出して、主要な2つのエッセイだけでは把握できない出願者の人柄について知ろうとします。

内容は複数の課題から好きなものを選ぶものであったり、Statement of Purpose等のエッセイで表現しきれていないと考える部分を自由に論述するというものであったりします。

例1: The Fletcher School of Law and Diplomacy, Tufts University

Supplemental Essay (500 words, single-spaced, Times New Roman 12 point font)
Choose one of the following essay topics to tell the Admissions Committee something about you that does not fit
elsewhere in the application:
a) Share something about yourself to help the Admissions Committee develop a more complete picture of who you are.
b) Tell us more about how you first became interested in international affairs, or in pursuing an international career.
c) Describe the elements of your personal, professional, and/or academic background that have prepared you for your chosen career path.

この大学院では、a) 出願者の人物像、b) 国際関係に最初に興味を持った経緯、c) 選択したキャリアパスのために自分が職業や学業で準備してきた内容、の3つの選択肢を提示し、出願者に選んで書かせるという形式を取っています。他のエッセイの補完的エッセイという位置付けですので、出願書類全体のバランスを考え、Statement of Purposeで触れていなかった部分を詳述できるものを選ぶことが望ましいです。

僕はb)とc)についてはStatement of Purposeに詳しく書いたので、a)で自分の課外活動経験や性格について書きました。

例2: School of Public and International Affairs, Columbia University

◦Personal statement - broken into three parts
1) Please elaborate upon your professional goals and how has your prior employment/volunteer experience helped to prepare you to meet these goals? Your response should be no more than 400 words.
2) Describe what you consider to be your most significant past or present contribution to a community. Your response should be no more than 400 words.
3) Please provide any additional information about yourself that you would like to share with the Admissions Committee. Your response should be no more than 200 words.

この大学院はエッセイを合計1000語の一まとまりのものとして記述するように求めています。1)で職務経験が今後のキャリアゴールにどう活かされるのか、2)でコミュニティ活動における経験を400語ずつで説明させ、3)で1)と2)でカバーできていない出願者の情報を説明するように求めています。補完する情報としては、出願先の大学院に対する熱意や自分の人柄、国際関係に対する関心といった履歴書や1)、2)のエッセイでは書けない定性的なものがあると思います。

僕は例1と同様に過去の経験に基づいた人柄の説明を行いましたが、大学院への熱意や国際関係に対する強い関心を示してみるのも友好だと思います。
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② Policy Memo / Analytical Essay (政策分析メモ)

国際関係大学院出願に必要なエッセイの2つ目は、Policy Memo / Analytical Essayと呼ばれる政策分析メモです。分量はほとんどStatement of Purposeと同じで、600-1000語の字数制限が設けられています。少し違うのは、論文のようにページ数だけ指定してある場合があるというところ。

Statement of Purposeと異なり、大学院によっては提出を求めていないところも多いです。そうした大学院は、政策分析メモの代わりにSupplemental Essayという自由課題のエッセイ等の提出を課しています。

例1: Woodrow Wilson School of Public and International Affairs, Princeton University

A four-page, double-spaced policy memo that identifies a problem in domestic or international affairs, discusses the complexity of it, and proposes a definitive solution.

この大学院では、4ページ、ダブルスペースのPolicy Memoの提出を全ての受験者に義務付けています。内容は国内外の問題を定義し、それに関する複雑性を説明して解決策を示すというものです。テーマは自由ですので、受験者が仕事で関わっていてより深く問題を理解している内容を取り上げるのが良いと思います。
キャリアチェンジを考えているのであれば、自分が大学院で新しく学びたいと考えている分野についての理解をここで示すのも有効だと思います。

例2: School of Advanced International Studies, Johns Hopkins University

Discuss an issue of national or international importance and its concern to you. This essay should be no more than 600 words.

この大学院では、Statement of Purposeと同じ分量の600語で政策分析メモの提出を求めています。例1の大学院が求める論文に近い分量のメモではないので、論文のExecutive Summaryのように端的に記述することが求められます。また、あまり堅苦しく論文口調で書くことも特に求められていないように思われます。

Policy Memoは日本人受験者には馴染みの薄いものなので、書く際にはカウンセラーの意見等を聞くことが有用だと思います。自分の場合はカウンセラーが構成の仕方を教えてくれたので、それを参考にして記述と推敲を行いました。

カウンセラーによれば、

① 先ず取り扱う問題を定義し、端的に説明する
② 問題に対する解決策を3-4点挙げ、それぞれについて説明を行う
③ 自分が最も有効だと思う解決策を示し、その理由について説明を行って結論づける

という流れがPolicy Memoの基本的な構成だそうです。

また、解決策を提示する際には、それぞれのメリットだけでなくデメリットも記載し、立場上のバランスを取ることが重要であるとのことでした。特に自分の提示したい解決策は、良い面ばかりを押し出したくなりがちなので、主張したい解決策のデメリットまで目が行き届いていることを示すことは、文章に説得力を持たせる上で必要になるそうです。

Policy Memoの構成能力は大学院で論文やレポートを書く上でも必要になるので、大学院側もその能力を入学審査を行う時点で見ておきたいのだと思います。Statement of Purpose以上に記載が難しく、完成させるのが大変でしたが、Policy Memoの提出を求める大学院は受験者の学術的能力をしっかり見たいという真摯な姿勢が見て取れて、好感を覚えました。

Policy Memoを見た上で合格を出してくれる大学院があれば、自分の論文作成能力に自信が持てるだろうと思っています。できればそうした大学院に進学してみたいという気持ちも、出願を行う中で持ちました。
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どの分野の大学院を受験する場合でも提出が必要なのがエッセイ。特に国際関係大学院の場合にはMBAのようなインタビューがないので、出願書類の中で最重要です。仮にTOEFLやGREの点数が低くても、エッセイの内容が良ければ合格できますし、その逆も往々にしてあります。

国際関係大学院の出願で提出エッセイは大きく分けて3つです。

① Statement of Purpose / Personal Statement (志望動機書)
② Policy Memo / Analytical Essay (政策分析メモ)
③ Supplemental Essay (補完エッセイ)

① Statement of Puropose / Personal Statement (志望動機書)
大学院の受験理由、在学中の研究計画と、卒業後に目指すキャリアを説明するエッセイです。エッセイの中で最重要(故に出願書類の中で最重要)で、大学院の中にはこのエッセイのみを課題に出しているところもあります。

分量は400語から1,000語で、"志望動機"を軸に各大学院が微妙に異なる切り口でエッセイ作成の指示を出します。

例1: The Fletcher School of Law and Diplomacy, Tufts University (600-800 words)

Personal Statement (600-800 words, single-spaced, Times New Roman 12 point font)
Fletcher’s Committee on Admissions seeks to ensure that there is a good match between each admitted student and the School. Please tell us your goals for graduate study at Fletcher and for your career. Why is The Fletcher School the right place to pursue your academic objectives and to prepare you to meet your professional goals? Why have you selected the degree program to which you are applying? If you are planning to pursue a joint degree, please be sure to address this interest in your personal statement.

この大学院は、志望動機や将来のキャリアプランに加えて、「何故自分の大学院に来たいと思うのか」について必ず説明するよう求めているところが特徴です。

例2: School of International and Public Affairs, Columbia University (400 words)

Please elaborate upon your professional goals and how has your prior employment/volunteer experience helped to prepare you to meet these goals? Your response should be no more than 400 words.

この大学院は卒業後のキャリアゴールと、それを得るためにこれまでどのような職務/ボランティア経験を得てきたかについて説明を求めています。

どの大学院も、「自分が何故国際関係大学院に進学して研究を行うことが必要で、それを今後のキャリアにどう活かしていきたいのか」をこのStatement of Purposeで説明させようとしますが、大学院によってそのウェイトの付け方は少しずつ違っています。志望動機について自分の説明軸を持ち、それを各大学院の求めに応じて濃淡を付けていく、というのが必要なプロセスになると思います。

例1のFletcher Schoolでは、Admission Officeのブログで、「いくつかのエッセイは大学院の求めに応じた記述を行っていない」とのコメントが書かれていました。

I assume that everyone who checks the blog periodically is pretty well plugged in to the admissions process. And that means that providing application tips is, as they say, preaching to the choir. Nonetheless, the majority of our applicants for September enrollment are still working on their applications. If you are one of those people, please check and re-check your application to ensure you are answering our questions. Even the limited collection of applications I have read this fall included several that were so poorly filled out that the application itself (rather than academic preparation or professional experience) became a liability for the applicant. Don’t let that happen to you, dear blog reader!

内容が素晴らしくても、エッセイの質問に明確に答えていなければ、正当な評価は得られないようです。
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大学院であれ学部であれ、アメリカの大学に留学する場合に必ず求められるのがTOEFLスコアの提出。大学院の場合は通常iBT(internet-based testing)で100以上(120点満点)が最低点とされています。受験の申込やスコアのチェック、獲得スコアの受験先大学院への提出等は、TOEFLを実施しているETS(Educational Testing Service)のウェブサイトを通じて行うことができます。

国際関係大学院の場合は、ほとんどの大学院が100を最低点に設定しています。100点を超えていれば基本的に問題はないのですが、100点を少し超えた程度の点数で出願すると、大学院入学前にESLで英語のコースを履修することが求められる場合があります。可能であれば105点程度を持っておいた方が良いと思います。

MBAの場合はHarvardが109であったり、Chicagoが104であったりと、もう少し高めのハードルになっています。おそらく、ディスカッションが講義のメインを占めていて、授業でネイティブの学生についていくことが他の大学院に比べて難しいからだと思います。

TOEFLは色々な予備校がコースを提供していますが、僕はマスプロ的な授業を行う予備校の効果を少し疑っていたため、少人数でみっちりやってくれる学校を選びました。通ったのは表参道にあるPresenceという学校で、生徒が主体的に勉強することを前提としたコーチングというメソッドを取り入れています。コースは週1回で2-3ヵ月程度ですが、毎週の宿題の量がものすごく多いので、着実にこなしていければ短期間で相当の力が付くと思います。

テキストについては、本番の形式に近いものを何度も解くことが王道です。
あまり手を広げるよりも、同じ問題集を繰り返す中で解法パターンや時間感覚を身につけることが最短で結果を得るこつだと思います。ETSが発行しているOfficial Guideや、ETSがウェブ上で販売しているコンピュータ形式の模試等は、本番の試験と同じ出題者が作成している問題を解くことができますので、利用価値は高いと思います。

TOEFLは何回も受けましたが、当初は100点を超えるまでに相当の時間を使いました。
短期集中で目標をクリアすることが理想的ですが、多くの受験生は苦労しながら出願間際まで受験を続けているので、あきらめずに受け続けることも大事なように思います。
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前回記載したとおり、受験先はランキング等を参考にして8校程度に絞り込んだ後、2009年5月のゴールデンウィークを利用してそれぞれのスクールについてキャンパスビジットを行いました。

【スケジュール】
キャンパスビジットのスケジュールは、有給休暇と祝日を絡ませて5月1日から1週間というものでした。
勤務先との兼ね合いではこのスケジューリングはよかったのですが、この時期はあいにく全ての大学院が授業期間を終了して試験期間に入っており、講義の見学をしたり、大学院に来ている学生に生の声を聞いたりすることがあまりできず、少し物足りなさを感じました。
休みが取りづらくなるため結局不可能だったのですが、もう2週間早いと充実度は格段に高かったと思います。

旅程は、

ワシントンDC 1日(月曜日) → ボストン 1日(火曜日) → ニューヨーク 3日(水-金曜日)

という流れで組み、ニューヨーク滞在中に近隣の街にある大学院にも足を伸ばしました。


【キャンパスビジットの内容】
キャンパスビジットは、各大学院のアドミッションが用意しているインフォメーションセッションや学生との座談会、講義の見学等ができるもので、大学院のウェブサイトに申込の方法やスケジュールが載っています。アドミッションオフィスに事前に連絡するとアポイントを入れてくれるので、ぜひ活用されてみるといいと思います。

① インフォメーションセッション
アドミッションオフィスが週1回から月1回のペースで行っていて、プログラムの内容や特色、強み等について詳しく説明してくれます。
ウェブだけでは分からない情報も提供してもらえるので、出願にかなり役立つと思います。
限られたビジットスケジュールの中でタイミングよくセッションに参加することは難しいですが、ビジットした8校のうち4校についてはセッションに出席することができました。

② 学生との面談
親切な大学院は現役学生の中から自分の関心分野や出身に合わせて学生を紹介してくれます。
連絡先の紹介を受けた学生と自分で時間を決めて面談するものであったり、ランチを一緒に食べるようセットしてもらえるものであったり、大学院が指定する時間帯に特定の場所に行けば、そこにいる学生に自由に話をできるというものであったりと、形態は様々ですが、アドミッションが話すことのできない大学院の弱み、学生の満足度といった裏事情も踏み込んで聞ける点で価値があると思います。
たいていの学生は名刺をくれてその後もメールで質問に答えてくれるので、出願に向けてその後半年余りサポートをしてくれる存在を得られるという点でも大きな意義があると思います。

③ 講義の見学
事前にアドミッションやウェブサイトを通じて教授にお願いすることで、講義の見学を行うことができます。
自分の場合は講義期間中にビジットすることができなかったので見学はできなかったのですが、コンタクトした多くの教授は忙しい中すぐに返信をくれ、自身の研究や講義についての説明をしてくれました。
中には講義を見学できないことを思いやって電話で質問に答えてくれた教授もいました。
講義を見学できなかったことはとても心残りだったので、講義期間にビジットのタイミングが合わせられるのであれば、ぜひ参加の要請をしてみるといいと思います。

【生活環境の確認】
志望する大学院の関係者に会うことは最重要ですが、大学院が置かれている街の雰囲気を把握することも非常に大きな意味があると思います。
ボストンは規模が大きいながらも落ち着いた、魅力的な学生街がある、ニューヨークはビジネスや文化の中心地に近接した立地になっている、ワシントンDCは政府機関が近隣にあって国際/国内政治を肌で感じることができる、というように、それぞれの街のメリットを体感できます。
ニューヨークにおける街の活気やワシントンDCにおける政治の臨場感といったものは、事前に分かっていたつもりだったのですが、実際に見てみるとそのインパクトは比べ物にならないくらい大きかったです。
そういった意味でも、それぞれの街に実際に行ってみて本当によかったと思っています。
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大学院の受験プロセスは1月で全て終了したので、これまで自分が踏んだ大学院受験のプロセスについて書いていきたいと思います。
まずは大学院選びから。

僕はForeign Policyという雑誌が出している国際関係プログラムの大学/大学院ランキングを参考に、上位校を選びました。
受験したのはMaster's Programで、日本でいう修士課程です。

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学部や博士課程だと日本にも知れた顔ぶれが上位にずらっと並びますが、国際社会で活躍できる人材を育成することを目指し、修士に重点を置いて作られた大学院(Johns Hopkins、Georgetown、Tuftsなど)が多くあり、それらの評価が高くなっています。

あいにく国際関係大学院のランキングをやっているのはこれぐらいしかなく、MBAのように色々な角度から学校を分析することは難しいと思います。

実際、Foreign Policyは教授や学生が世に出した論文の数や、専門分野を問わず大学院の知名度でランキングを付ける傾向にあるとのこと。

国際開発に強い大学院を探したいが、安全保障で抜きんでた成果を上げている大学院が上位に来ていて、自分の意図した大学院選定ができない、といったことも出てくると思います。
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