最後に

留学前から約2年半に亘って書いてきたこのブログも、ついにこの投稿で終了です。これまで約17,500件のアクセスを頂きました。特に面白い言い回しを使う訳でもなく、日々の出来事を淡々と書くだけのブログでしたが、辛抱強く読んでくださってありがとうございました。少々忙しくなったときに投稿が滞ったことが何度もあったのですが、日々のアクセス数を確認する度、読んでくれている人がいるのだから頑張って書こうという気持ちを持つことができました。

Fletcherで学んだことは自分にとってとても貴重なものになりました。経済の授業では為替や金利の決定システムを深堀りすることができましたし、ファイナンスの授業では教授から何とかAをもぎ取るために努力したことが報われ、喜ぶことができました。一方で、日々の授業や修士論文の執筆課程では、自分の語学力や表現力、度胸といったものの不足に最後まで悩まされました。この2年間で修士レベルの学問的知識や語学能力は完璧になったとは言えません。

ある方から卒業報告メールの返信として、「1-2年の短期留学程度では、何か大きなものを得ることはできない。大事なのは今後勉強を継続することであり、今回の留学はそのきっかけに過ぎないのではないか。」という言葉を頂きました。2年間で大きな知的財産を築ければそれに越したことはないのですが、この方のおっしゃったことが修士取得のための留学として適当な評価なのだと思います。

今回のFletcherへの留学で確認できた自分の関心分野については、今後も勉強を続けていこうと思います。特に、世界の経済・金融情勢を理論に基づいてリアルタイム分析するという作業は、継続することで力がついていくと考えています。2年間で高められた英語のリテラシーを用いて、留学前は苦労して読んだFinancial Timesや、触れることを避けていた英語の論文等にも積極的に当たっていきたいと思います。また、今後は仕事に専念しますが、長期的なキャリアの中でもし1-2年猶予が得られれば、Executive MBAやMaster in Financeのプログラムに進み、そこで集中的に学術的な研鑽を積みたいと考えています。

アメリカの大学では卒業式をCommencement(始まり)と呼びますが、卒業が終わりではなく始まりであるという意味はとても正しいと思います。卒業生が大学で得た経験と知識を活かして社会の各分野で活躍することが大学教育の目的であり、それができるかできないかで受けた教育の価値が如何様にも変わるはずです。Fletcherに行っても、アメリカの大学院に留学しても意味が無かったとならないよう、今後Fletcherで履修したカリキュラムと仕事の内容を繋げて自分を成長させていきたいと思います。

このブログはこの投稿で終了しますが、国際関係大学院への進学、特にFletcher Schoolを検討への進学を検討されている皆様のためにアカウントは残しておく予定です。このブログに記載された記事が皆様のお役に少しでも立てば大変光栄です。マサチューセッツ州メドフォード市の気温は20度、風はあいにく微風です。ブログのタイトルのように風が強く吹く人生となるよう、今後努力していきたいと思います。
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by UbuntuK | 2012-05-31 12:32
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