映画評: ④ エリン・ブロコビッチ

エリン・ブロコビッチ [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

カリフォルニア州アーバインの町で起こった環境被害に対する訴訟の映画。社会的地位の低い一市民である主人公が、勤務先の弁護士事務所で見つけた書類に基づき調査を進め、深刻で大規模な公害問題を暴いたストーリーが描かれている。地位的に恵まれた立場でなく、言動や服装が他人に不信感を与えるような主人公が、市民の味方として大企業という権力に立ち向かう様が爽快感を与える。被害者数百人の電話番号を全て暗記しているなど、かなり誇張された部分があったものの、基本的なストーリーは事実に基づいているため、納得感を持って観られる。また、慈善活動としてではなく、自分自身の報酬もボーナスとして明確に要求する様子は、良い意味でアメリカ的なストーリーであると感じた。相互に利益があってこそ社会活動は成立するというメッセージが込められているようで、こうした正義感が日本でも定着すれば良いと思った。

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