映画評: ③ 英国王のスピーチ

英国王のスピーチの真実 ~ジョージ6世の素顔~ [DVD]

Happinet(SB)(D)

英国王ジョージ5世の次男として生まれ、長男の国王退任により急遽第二次世界大戦前に英国王となったジョージ6世が、自身の持つ吃音の障害を言語能力療法士とともに克服していく様子を描いた映画。主題は吃音に悩む国王が、国民に響くスピーチをできるよう訓練するというものだが、忍び寄るナチスの脅威の下で、急遽繰り上がりで重責に就かなければならない国王の苦悩や、家族、療法士との心の交流が鮮明に描かれていて、単なる言語能力のトレーニングを超えた、人間ドラマとしての意味が持たされている。主人公はLove Actuallyでホラー小説家をコミカルに演じたコリン・ファースで、知る限りの役柄と異なるシリアスな演技が素晴らしいと感じた。アカデミー賞で主演男優賞を受賞したことにも納得がいく。

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