映画評: ② マネーボール

マネーボール [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

予算に制約をもつAuckland AthleticsのGeneral Manager、Billy BeaneがYale大学経済学部卒のアシスタントと共に、統計データに徹底的に基づいたチーム編成により、優勝を目指す物語。事実に基づいたストーリーであり、行き過ぎたサクセスストーリーになっていないところが観る者に納得感を与える。スタンフォードの推薦入学を蹴ってプロに進む道を選んだものの、十分な結果を残せずに選手としてのキャリアを終わらせなければならなかった主人公の後悔を伴う回想シーンが劇中に登場し、主人公の心境をリアルに表現している。リーグ優勝はならなかったものの、アメリカンリーグ史上初のリーグ戦20連勝を記録するなど、誇張がない中にもしっかりとドラマが刻み込まれていて、爽快感を十分に与えてくれる。野球ファンであればもちろん、そうでない者にも感動を与えてくれると思われる映画。マネーボールというタイトルは、この映画の”人は野球に夢を見る”という主題に敢えて対峙する意味を持たせていると最後に気づかされる。

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