卒業式の練習

今日は卒業式の練習の日だった。この年になって練習をするというのに違和感があったのだが、行ってみると確かに注意事項の説明と一緒に練習というものがあった。練習の方は実際にやってみないと分からなかったので、あってよかったと思う。一方で注意事項の説明の方は小学生をなだめすかして行うようなプロセスで、びっくりした。

卒業式の注意事項説明と練習は3時間予定されていて、集合時間は9時15分だった。いつもまともに集まらない学生がきちんと来るのか疑っていたのだが、ASEAN AuditoriumというFletcherのホールに入ってみると、100人超規模の学生が勢揃いしていた。遅れて入ってくる学生も少なかったので、都合が付かなかった学生以外は皆きちんと出席したようだった。他のイベントだとこのようなことは起きないと思うのだが、卒業式という開放感と楽しさに満ちたイベントになると、皆自主的に早く来るようだ。

集合の正確さにも驚いたのだが、Registrar's Officeという大学院の全カリキュラムの担当者と学生事務統括Deanの2人が卒業式のスケジュールについて説明し始めたときにはもっと驚いた。普通は卒業式のスケジュールと服装やプロセスについての説明をして終わりなのだが、それを2人がクイズ形式で行い、手を挙げて正解した学生にはFletcherのマグカップと写真立てを賞品として渡すというイベントになっていた。質問は、「明日の集合時間はなーんじだ?」、「明後日の服装はなーんだ?」といったようなもので、バカにされているのかと思った。

でも実際は学生全員がスーツか制服で来る日に200人中一人だけがガウンを着ているとだいぶ気まずい感じになるし、卒業式の開始時間に全体の6割程度しか集まっていない等となれば、場の雰囲気が相当悪くなるだろう。そういう意味で、プロセスよりも結果を重視したこのやり方は一番良いのかもしれない。本来は学生が卒業式の案内文書をきちんと読み、皆が細かな誤りなく時間通りに所定の場所に集合すべきなのだが、それに期待したり、事務的な説明だけでその流れを済ませてしまうと、予期せぬ失敗が起きてしまうかもしれない。

卒業時平均年齢29歳の学生がこのような形で説明を受けるのは屈辱的な感じもするが、お陰で自分も卒業式の詳細が頭に入った。実際、1日目のFletcher Class Day Ceremonyと2日目のCommencementと呼ばれる正式な卒業式のうち、2日目については7時45分のChampagne Toastという乾杯の儀式はサボって、11時の卒業式前に行けば良いかなと思っていたのだが、Champagne Toastの際に証書受け取りの順番が書かれたナンバーカードを渡すとのことで、それに欠席すると卒業式本番でかなり混乱してしまったかもしれない。このことは案内文書に書かれていなかったので、クイズ形式で頭に入れておいてよかった。

卒業式の練習では、入場の仕方と証書受領時の歩行ルートについて練習した。これは実際にやらなければ分からなかったことなので、やっておいて良かったと思う。学生は何人もいるので、普通は後に付いていけば問題ないのではあるが、仮に自分が列の一番端になったときは、自分でルートを作って歩かないといけない。そういう低い確率ながらも何となく不安が残る事柄について冷や汗をかかずに済むという意味で、練習しておいてよかったと思う。それにしても、日本では仮装大賞でしか見ないようなあのガウンと角帽を被るのは、あまり気乗りがしない。
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by UbuntuK | 2012-05-19 06:46 | 卒業式
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