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履修科目決定

2012年春学期の履修科目のうち、最後の1科目をどうしようと考えているうちに、登録締切の1日前になってしまった。B227 Islamic Banking and Financeの悪評を聞いてから、同じ時間枠で行われているP205 Decision Making and Public Policyと、月曜日の午後にあるP201Comparative Politicsのどちらかにしようと考えていたのだが、どちらも決め手がなく、決めかねていた。P205については授業に一度出てみたのだが、そもそも政策決定プロセスという分野に関心がなかったので、あまり興味が持てなかった。P201の方は、P205の授業に出た後で他の科目も検討したいと考えを変え、1回目の授業に出た同級生に意見を聞いたのだが、教授の話はつまらないし、試験一発勝負で作業負荷が小さいということ以外はメリットなしとの回答だった。

せっかく自由に授業を取れる学期なのだが、本当に取りたいと思える授業が残念ながら見つからなかったので、結局P205 Decision Making and Public Policyを履修することにした。この授業は学生の授業評価の点数も良く、課題も2枚のメモを3回提出するだけという形で負荷が少ない。リーディングを読んで、授業に参加しているうちに関心も沸いてくるかもしれないという期待を持つことにした。悩んだ末に決めた今学期の履修科目は下記の通り。

P205 Decision Making and Public Policy
政府、特に米国政府の政策決定プロセスがどのように行われているのかを、フレームワークを通じて分析する授業。Power Pointを使って説明が行われるので多少早口な教授の説明もロストしにくい。課題のポリシーメモは、直近の政策課題に対する提言を自分なりに行うというもの。授業の評価は良いし、教授は仏のMartelと呼ばれているそうなので、あまりひどい成績にならないということも期待している。

P266m-01 Islamic World
週1回、75分間だけ行われる0.5単位の授業。教授が毎週末アップロードするイスラム教圏の国家に関するニュース記事を複数読み、気になった内容について授業で教授に質問するという内容。Moduleということで、イスラム教圏の国家について広く浅く知るというコンセプトがあるように思う。学期の後半は、参加している15名弱の学生が関心のあるイスラム教圏内の企業についてプレゼンテーションを行う。プレゼンテーションは期末ペーパーと関連しているので、作業が過度に厳しい訳ではないと思われる。中間試験があるが。時事ニュースに関する教授の蘊蓄を拝聴する授業からどのような問題が出されるかは謎。ニュースと一緒に課される教科書の内容に基づく内容かもしれないが、授業内容とは関係なさそうだ。

B221 International Financial Management
Certificate in International Finance and Bankingで課されている履修科目の中で最後になる授業。この履修を終えれば、MALDの学位と併せてCertificateを受け取ることができる。1学期目からCertificateが求める授業の履修を始めて要件を充足させるまで、結局最終学期までかかってしまった。授業内容はB200 Corporate Financeの内容をInternational Financeの領域に広げたもの。為替レートや国際経済といったテーマも授業の内容に絡んでくる。前半部分は、前学期に履修したE230 International Financeの内容と重なっている部分も多い。後半はケース課題も増え、Corporate Financeの内容に近い個別案件の分析に重点が置かれることになると思う。

B225 Corporate Finance and Banking: East Asian Perspective
日中韓、台湾といった東アジア諸国のコーポレートファイナンスの歴史と特徴について学ぶ、セミナー形式の授業。ケースレポート3本、期末レポートと膨大な量のリーディングが課されるので、ある程度時間を割かなければならないと思う。学生数は6人程度になるので、発言の機会は得やすいと思う。加えて財閥や系列など、日本特有の企業文化に触れる機会も多いため、予習さえしっかりしておけば、履修者内唯一の日本人として高い貢献度を示すことができそうだ。せっかく自分のフィールドだから良い成績を取りたいが、評価の厳しさは分からない。去年履修した韓国人に聞いてみようかと思う。それによっては相当気合いを入れてレポートを書かないといけないかもしれない。
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