Fletcherの授業難易度

Fletcherに入学してから2学期目に入り、それぞれの教授の性質や単位取得の難易度等が分かってきた。そこで少し気になったのが、Fletcherの単位取得は外の大学院に比べて楽なのかどうかということだ。特にFletcherは近隣の大学院と単位互換を行っていて、Harvard Business School(HBS)やHarvard Kennedy School(HKS)、MIT Sloan School of Management(Sloan)の授業を履修できるので、相対的に楽な大学院かどうなのかということが検証しやすい。Sloanの授業を履修している人は周りにいないのだが、HBS、HKSの授業については話を聞く機会があったので、比較対象として記載しておきたい。結論から言うと、良くも悪くもFletcherでの単位取得はかなり楽で、卒業要件も甘いようだ。

HBSとの比較
Fletcherの成績はAからB-までの5段階で付けられるが、HBSの授業では3段階(High Pass、Pass、Low Passのようなものと思われる)で付けられる。学期中に下位10%等に相当する成績を学期中に半分取ると落第/放校に関する警告が届き、それでも改善が見られなければ退学になるとのこと。あるHPでは年間4人に1人の日本人が強制退学になっているとのことだった。資本主義の士官学校にてというサブタイトルのHBS留学体験記を書いた人がいたが、この厳しさとプレッシャーを考えると誇張ではないのかもしれない。とても恐ろしい。

HKSとの比較
HKSの授業では、AからDまでの多段階で成績が付けられている。そのため、良いGPAを取得することがFletcherに比べてとても難しい。また、この単位システムの違いから、HKSで履修した授業をFletcherに単位互換するためには、B-以上の成績を取得していなければならない。このため、HKSの授業でFletcher生がC以下を取ると、自動的に単位を落とすことになるそうだ。Fletcherでは日本の大学のように単位を落とすことを想定していないため、1年目に落とした単位を2年目補完できるシステムが存在しない。2年間で16単位の取得が必要な中、1年間に履修できる単位数は8.5単位だそうだ。それ故、1単位の授業を落とすと自動的に留年/退学になるそう。Fletcherで留年は先ず考えにくいので、退学になるかもしれない。

以上の事実を踏まえると、Fletcherは良い単位を取ることも卒業することも楽ということらしい。修士論文の提出や外国語試験に通過することが卒業要件になっているという点では授業外の負荷が大きいとも言えるが、それらで落第する人はまずいないので、総合的に見ても楽だと言えると思う。それでもHBSやHKSに勇んで授業を受けに行く人達はかなり多い。Fletcherは小さい大学院なので、どうしても学生のニーズを全てカバーすることができないらしい。自分はCertificateの要件を満たしつつ2つのConcentrationを満たさなければならず、Fletcherで取りたい授業さえ満足に履修できていないので、自由に履修できるFletcherの科目を取ったらそれで満足、ということになりそうだ。それに2学期目に入って他校の厳しさを知った今、敢えて履修しに出かけて行く気がしない。
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