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国際金融公社インターン参加者ヒアリング

国際金融公社(International Finance Corporation、IFC)のインターンに昨年参加した2年生の経験談を聞いてきた。内容は実体験に基づいた納得の行くもので、インターンとその後の就職に関する実情が分かって良かった。話を聞いた学生も正規ルートでは応募書類すら送っていないとのことで、専らコネクションの世界だと実感する。自分は正規ルートで応募しておき、それを使って面談相手に上手くインターンへ引っ張ってもらうというシナリオを想定していたのだが、根回し前の形式的な応募すら必要ないらしい。だとしたら一生懸命文章を練ってコネがない中応募している学生が可哀想だ。ただ、現実の世界ではそうも言っていられないので、自分はFletcherネットワークを極力活用してインターンの可能性を探りたいと思う。

各学生のインターン経験はイントラネット上のデータベースで確認できるようになっているので、学生同士が直接コンタクトを取って希望するインターン先の事情等を聞くことができるようになっている。昨年IFCのインターンに参加したのは1名だけだったので、今回は話を聞きたいという学生がその人に集中していた。自分がインターン経験者にメールを送った際には、自分に加えて2人の宛先が入った返信があり、「あなた達はIFCでのインターンについて話を聞きたいと言ってくれたので、同時にお話できればと思います」という内容になっていた。皆同じタイミングで仕掛けているのだなと無意味に関心していると、今日の面談には更に追加でアポ入れしたと見られる学生が更に2人加わっていた。開発金融の分野ではとてもプレゼンスの高い機関なので、人気が集中するのは当然だとは思うが、ひしめき合って1学生に過ぎない人の話を聞いている光景が客観的に考えると滑稽だった。

学生から聞いた話で印象深かったのは、Investment Officerのポジションはトップ10のMBAでほとんどが占められていて、そこにFletcherやJohns Hopkins SAISの学生がちらほらといった形になるという点。IFCは国際機関の中でも特に投資銀行出身者やMBAが重宝される就職先であるため、必然的にこういった図式になる。同席していた学生が、「Fletcher生はInvestment OfficerよりもAdvisor的な役割で周辺情報を提供するポジションの方が向いていると思う。」と言ったところ、インターン経験者の学生は同感していた。自分はAdvisory的な業務であれば敢えてIFCを選んで入る必要はないと思ったので、Investment Officerの枠に絞って検討したい。

インターンの枠はFletcher生で奪い合う形には恐らくならないので、国連開発計画(United Nations Development Programme、UNDP)のインタビューのように、良い形で協力し合いながら進められればと思う。DC Career Tripを前に実際のインターン経験者から話を聞ける良い機会だった。
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