Review Session

アメリカの大学院では、授業で説明された内容を復習するためのレビューセッションというものが設けられている。セッションは各授業について毎週開催されていて、学生の時間割を考えて2回設定してくれているものもある。セッションを担当するのは2年生のTAで、出された課題の解答方法や、授業の内容の要約等をしてくれる。教授ほど内容に習熟している訳ではないし、教えてくれるのは学生に過ぎないのだが、授業を聞くだけでは理解に不安があるので、できるだけ出席するようにしている。

木曜日の今日はE210m Quantitative Methodsの授業だけだったのだが、レビューセッションが2つ組まれていたので、かなりの時間教室にいることになった。結局は学生が学生に教えるセッションなので、あまり効果があるものではないのだが、宿題の解答方法等はここで確認する必要があるので、皆熱心にノートを取っていたりする。自分も自信のないQuantitative Methodsについてはできるだけノートを取った。

レビューセッションのシステムは専らTAの資質に左右されるので、頼りにすることは難しいのだが、大勢の前で教壇に立ち、問題を解いて見せる姿は立派だと思う。学生から出る質問も初歩的なものや的を外したものが多いので対処が大変なのだが、それぞれの科目のTAは真摯に対応しているように見える。授業のフォローアップという意味では物足りなさを感じてしまうが、基礎知識がほぼ同一の学生を相手に可能な限りの予習をしてセッションに臨んでいるTAの姿勢は見習うところがあるように感じた。

自分は私費留学なので、資金面の援助が得られるTAの仕事は少し関心があるのだが、知識以上に言葉の成約がかなり大きいように思う。授業で発言したり質問したりする側から、説明して質問に答える側になるのは、見た目以上に難しい気がする。態度は立派だとしても、学生から全幅の信頼を寄せられているとは言えない各TAを見ていると、良い修行にはなっても完璧にこなすことはできない職種だと思う。
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