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Amtrakの旅⑭ ニューヨーク-ボストン (最終回)

8月28日(土)午前9時過ぎ、ニューヨークのペンシルバニア駅から今回の旅の最後になるAmtrak Regionalボストン行きに乗った。駅には出発予定時刻の15分前に着いたのだが、ホーム近くに行ってみるとまだ乗車ホームが決まっていなかった。東海岸の列車はビジネス客が多いためあまり遅れないよう運用されていると聞いていたのだが、今回は10分遅れで発車することになった。

ニューヨークを出てからボストンに至るまでの景色は、ニューヨークの街並み、森林を中心とする風景等が見られてとてもきれいだったのだが、乗客がとても多く、窓際の席を取ることができなかったので、残念ながら写真撮影はあきらめた。ニューヨークからボストンまで乗っていく人はそれほど多くなく、大抵の人は途中のコネチカット(Conneticut)州内の駅等で降りて行った。飛行機を使うには不便な距離を移動する人のために補完的に機能している路線なのだと思う。

数か所の駅を経て、4時間後の午後1時過ぎにBoston South Stationに到着した。今回の旅の中でこの路線だけは近距離で車中泊もなかったので、特に強く印象に残る出来事があったわけではないが、発車が遅れたこと以外はスムーズだったし、通過する地域の景色もきれいだったので、乗車区間として気に入った。格安バスが運行している区間なのでAmtrakを敢えて使うことはないかもしれないが、機会があればまた乗ってみたいと思う。

South Stationに到着したところで2週間のAmtrakの旅は終了した。車中泊が多かったので疲れる旅行だったが、14日間連続の休みがないとできない旅だったので、今回実行に移してみて本当に良かったと思う。特に、色々な表情を持っているアメリカの自然を間近で見られたこと、ダイナミックな移動を1人でこなせたことは感動的だった。鉄道マニアではないつもりだが、Amtrakの魅力をよく理解できたので、できればシカゴ―ロサンゼルス等の別路線にも機会を見つけてチャレンジしてみたい。

夕方には晴れてFletcher SchoolのBlakeley Hallに入寮した。明後日からいよいよ大学院生活本番が始まるので、これまでとは違ったトピックについて考えたことを色々と書いていきたい。
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